サングラスの要らないトナカイと猫の甘い生活と秋色御堂筋

サングラスの要らないトナカイと猫の甘い生活と秋色御堂筋
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飼いネコの甘~い生活と野良ネコの野生の日々
- サイエンスの小ネタ -
やっぱり怠惰な飼いネコの一日
・・・が判りました。飼いネコがフっといなくなり、突然のご帰宅、はよくあることだそうですが、「じゃ、何してるんだろう?」と言うことで、イリノイ大学とイリノイ州自然史調査所の研究者は飼いネコ(放し飼い)と野良ネコに発信機を取り付けて1年間も行動を観察したそうです、毎日、主に夜間に徒歩で(スゴイな)。で、結果がこの図表。
ネコの行動
野良はやっぱり野性的
放し飼いの飼いネコはほとんど80%をうたた寝で過ごし、起きているときもだいたい毛づくろい(17%)、夜のお出かけの「狩り」はたったの3%。あ~ぁ、怠惰な「甘~い生活」。
一方、野良君は活発です。野生の本性なのか、狩りが14%、居眠りも62%しかない(それでも寝過ぎだろ!)。でも24%は不明、やっぱりネコは謎ですね。
一晩の行動範囲も野良の547ヘクタールに比べ飼いネコはたったの2ヘクタール。突然姿を消すネコちゃんは実はそんなに冒険していません、やっぱり優雅な生活。あぁ、ネコになりた~い!

出典: 日経サイエンス2011年10月号p.31「飼いネコがうろつく場所」
原典: Journal of Wildlife Management イリノイ大学、イリノイ州自然史調査所


秋色の街角-御堂筋
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暑さも峠を越し、秋の足音が忍び寄る頃です。色づくパリのプラタナスの並木もいいですが、四季豊かな日本の街角の秋色の風情も良いものです。大阪出身の私にとって御堂筋はシャンゼリゼと同じく格別な空気が漂う街角です。今回の話題は写真がないので、黄金に煌めく御堂筋のフォトを載せます。一足早い秋を感じてもらえればうれしいです。

サングラスの要らないトナカイはUV(紫外線)も見える!
- 色のフシギその4 -
前の記事はここをクリック↓
色のフシギ、色とは脳が創り出すもの
エンジェルフィッシュのスターウォーズと不出来な2.5原色
月夜のカラスは目立ちます

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夜に隠れ棲む生活でUV視覚を失う
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ヒトなど哺乳類の青い光を感じる視細胞はもともと紫外線も見えたらしいのですが、恐竜が闊歩するジュラ紀や白亜紀ではひっそり夜の世界に隠れ棲む生活、「夜にない紫外線は見えなくていいや」・・てことで紫外線は見えなくなったそうです(ごく一部の哺乳類は見えるそうですが)。恐竜の子孫のトリや早くに袂を分かった昆虫など節足動物は4原色で紫外線も見えるのに。

UVがあふれる極地に進出したトナカイは
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隕石が落ちて恐竜が去った後、昼間の世界に出ても哺乳類はUVが見えないままだったのですが、オゾン層も薄く、太陽光を反射する雪原はUVがいっぱいの極地に進出したトナカイは環境への適応でUVも見える視覚を取り戻したようです。食べ物のコケ類も、白銀色の毛並みでカモフラージュしたオオカミもUVを吸収するので「白に黒」のコントラストになり良く見える。それにUVにも強いのだとか。

ヒトはまだ無理
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ヒトが極地に進出したのは、シベリアまで辿り着いた現生人類がベーリンジア(氷期の海面低下で現れたベーリング海峡の陸橋の大陸)を渡ってアメリカ大陸に進出したせいぜい1~2万年前の頃。まだトナカイさんみたいにUVが見えないし、浴び慣れてないからスキーもスノボもサングラスが要ります。
出典: 日経サイエンス2011年10月号P.24「トナカイの紫外線ビジョン」

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テーマ : 自然科学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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