哀愁のリスボン-1 アズレージョの藍がやさしい

哀愁のリスボン-1 アズレージョの藍がやさしい
白壁と赤屋根のアルファマの家並みdownsize目いっぱいポールを伸ばして走りますdownsize
(白壁と赤屋根のアルファマの家並み) (目いっぱいポールを伸ばして路面電車が走ります)




紀行文を読んで胸が熱くなり涙腺が緩むことは、詩歌や小説とは違って、普通ないでしょう。しかし司馬遼太郎の「街道をゆく」は違います、少なくともパリひとり生活の愛読書であった私にとっては。その散文は何か懐かしく何度も読み返し涙腺が緩むこともしばしばでした。その中でもポルトガルを歩いた「南蛮のみち-Ⅱ」は心に残る1編です。

通りに灯が入るdownsize
(通りに灯が入る)
「哀愁のリスボン」というただ1つの言葉に惹かれリスボン(Lisboa)を訪れました。思い込みの結晶を胸に抱えたまま、ダウンタウン、コメルシオ広場、テージョ河畔、ジェロニモス修道院、ベレンの塔、アルファマの丘を彷徨うように歩き、情景を切り取るように撮った写真からリスボンの心象を3回に分けて紡いでみたいと思います。あまり街の見所紹介になってませんが、リスボンの空気と体臭を少しでも感じてもらえればうれしいです
急坂を路面電車が登ってくるdownsize
(急坂を路面電車が登ってくる)

夕暮れの広場に灯が入るdownsize
(夕暮れの広場に灯が入る)
あいにくの雨空と噴水の水煙が鈍く溶け合って、憧れのリスボンとの出会いにはふさわしい。空港からすぐにMetropoleと言う名のホテルへ。ホテル前の広場、Praça Dom Pedro IVは石畳のモノクロのモザイクとしぶきを上げる噴水(Fonte na praça Dom Pedro IV)がもう暮れ始めた風景にリズムを与えています。リスボン最初の夕食は魚にエビなどシーフードのソースをかけた一皿、おいしいです。
シーフードのあんかけソースで食べる魚料理REVdownsize
(シーフードのあんかけソースで食べる魚料理)
雨に煙る広場の噴水downsize
(雨に煙る広場の噴水)

朝の噴水近景downsize
(朝の光が水煙にはねる)

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柿色の屋根が続く街並み
とその先の丘が最上階に近いホテルの部屋から遠望できます。なるほどリスボンは「7つの丘に抱かれた街」です。一夜明けて快晴となった朝の広場では陽の光が敷石や噴水にはねていました。振り返ると丘の上のサン・ジョルジェ城 (Castelo de São Jorge)が稜線の良いアクセントになっています。
サン・ジョルジェ城を遠望するdownsize
(サン・ジョルジェ城を遠望する)
広場全景downsize
(朝の広場の全景)
朝の光がまぶしい朝食の席downsize
(朝の光がまぶしいホテルの朝食の席)

乗客も楽しそうな黄色い路面電車downsize
(乗客も楽しそうな黄色い路面電車)
走る姿が風景の部品になってしまっている路面電車>(Eléctrico)は白/赤や白/黄色のツートンカラー、ときに全身広告の車も走ります。3つ窓の丸い正面、ピンと伸ばしたポール、こぶりなスカート、子供の頃に見た懐かしい「市電」のデザインです。その内装はいまでも木張り、見るのも乗るのも楽しい。ふいに街角い現れた路面電車downsize
(ふいに街角に現れた路面電車)
夕闇のコメルシオ広場の路面電車停留所downsize
(夕闇のコメルシオ広場の路面電車停留所)
アルファマの丘の路面電車停留所downsize
(アルファマの丘の路面電車停留所)
坂道で路面電車がすれ違うdownsize
(坂道で路面電車がすれ違う)

シャレたデザインのモールのモザイクdownsize
(シャレたデザインのモールのモザイク)
リスボンは白黒モザイクの街でもあります。舗道はすべて白黒モザイクの石畳、通りや広場によって徽章やデザインが違っていて比べて歩くと楽しい。よく見ると通りの店名もモザイクで書いてあったりします。
丁寧に貼られた白石黒石モザイクREVdownsize
(丁寧に貼られた白石黒石モザイク)

硬質の藍色が美しいタイル張りdownsize
(硬質の藍色が美しいタイル張り)
上品な藍色が美しいアズレージョのタイルも街のいたるところで見かけます。薄く黄味がかった白地に藍色の呉須(アズレージョazulejo)のタイルはリスボンの情景を柔らかく優しいものしているようです。アズレージョの起源はペルシャだそうですが、もうポルトガルの香りになってしまっているようです。街を探して2日目にとうとうアズレージョ・タイル専門店”San T’Anna”を探しあて、おみやげに何枚も買ってしまいました、重いのに。
アズレージョの店San T AnnA downsize
(アズレージョの店San T’AnnA)

起伏がうねうねと続く市電道REVdownsize
(起伏がうねうねと続く市電道)
時の疲れが少しにじんだ淡いパステルの壁が街並みを懐かしく少し悲しげでそして優しい印象にしています。飾りタイルがリズムを与えている旧市街バイジャ地区(Baixa)などリスボンの街の建物は高さも姿もよくそろっていて落ち着いた感じです。

時間が染みこんだタイルと壁downsize
(時間が染みこんだタイルと壁)
鮮やかな青いタイルの家downsize
(鮮やかな青いタイルの家)
黒い格子のベランダが印象的な黄色い家downsize
(黒い格子のベランダが印象的な黄色い家)

光と影が柔らかな街並みdownsize
(光と影が柔らかな街並み)

エレベーターの塔に灯がともるdownsize
(エレベーターの塔に灯がともる)
古風なエレベーターに危うく乗っている展望台がビルの隙間に立っています。丘の上につながっているそうで、面白そうなので上がってみましたが、思ったほど風景は開けませんでした。でも夕闇に灯がもれる四角い「エレベーターの塔」はそれだけで懐かしい絵のようでした。

ベレン地区歩きは次回に・・・。
リスボンの地図
(リスボンの地図)

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テーマ : パリ、フランス - ジャンル : 海外情報

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