銀のドラゴンでケンブリッジの空を駆ける?複葉機でプカプカ田舎遊覧飛行

銀のドラゴンでケンブリッジの空を駆ける?複葉機でプカプカ田舎遊覧飛行
Dragon Rapid 前景REVdownsize
(銀のドラゴン、DH.89 Dragon Rapide)




のどかな草っぱら飛行場
レストア中のグラジエーター機downsize
(ハンガーでレストア(復元作業)中のグラジエーター複葉機)
ケンブリッジからバスで南10kmちょっと、イギリスののどかな田園風景の中、いくつか小さな村を抜けてダックスフォードに向かいます。「IWM, Duxford前」で下車すると、目の前は何~もないだだっぴろい草ッパラ。

上空から見る草っぱら飛行場downsize
(上空から見る草ッパラ飛行場)

銀のドラゴン、ケンブリッジの空を駆ける
Dragon Rapid後ろ姿downsize
(遊覧飛行のDragon Rapid機がエプロンでお出迎え)
ヒコーキ、それもプロペラ機、中でも「蛇の目」(イギリス機のことです)大~好きでここにはもう5,6回は訪れています。今回はその中で楽しい複葉機遊覧飛行のご紹介。


「ドラゴンの宅急便」
複葉機なので張り線がいっぱいdownsize
(複葉機なので張り線がいっぱい)
IWM, Duxfordでは週末に古典機遊覧飛行をやってます。乗ったのは8人乗りのde Havilland社製 DH.89 Dragon Rapide、ドラゴンラピード複葉機、直訳すると「ドラゴン宅急便」か?戦前イギリスでベストセラーの民間エアライナーだそうです。シルバードープ、つまり布張りに銀塗装をまとったおしゃれなドラゴンです

大きくバンクすると翼がきらりdownsize
(大きくバンクすると銀翼がきらめく)

草の滑走路の掘っ建て小屋でチケットを買って搭乗します。まずは子供連れを機首の見晴の良いシートにご案内。キップもぎりのオジさんが客をしげしげ眺めてから「ハイ、あなたはここ」と指示、客のリクエストは一切聞かない「注文の多い座席指定」です。

体重を見て客を配置、荷物かい!
オジさんが指定した席によいしょっと搭乗downsize
(オジさんが指定する席にヨイッショっと乗り込む)
でもね、たった200馬力×2 (de Havilland社製Gipsyエンジン)のか細いエンジンで飛ぶには前後左右の重量バランスがとっても大事で客の体重を推定してオジさんが配置しています(荷物かい!)。


最後尾は振られます
最後尾非常口席は振られますdownsize
(最後尾席は非常口、大きく振られるので大変)
唯一のアジア人らしい僕は体重が軽そうだから「乱気流に振り回されてもオッケー(ウソだ!)」の最後尾席、同じ金額払ってるんですけど・・・。

無理やりの8人乗りに思える狭い機内downsize
(肩寄せ合うような狭い機内)

フワリと離陸、か細い200馬力×2
銀翼をきらめかせて離陸downsize
(フワっと離陸します)
衝撃も迫力もなくフワリっと飛び上がりました。か細いエンジンでも布1枚だけで覆われた機内の騒音と振動はすごい、飛んでる実感がして楽しい。たくさんの張り線(上下の翼をワイヤーでつないで強度を保つ)が出す風切音はジェット機では味わえない複葉機ならではのだいご味です。


複葉機でプカプカと田舎の空を行く
のどかな田園風景を飛ぶdownsize
(銀翼の眼下にイギリスの田園風景がひろがる)
文字色飛行場を周回して飛びますが、パイロットがサービス?でバンク(機体を大きく傾けて右左に曲がること)してくれます。イギリスの田園風景を空から眺めるのも楽しいです。でも最後尾席は左右に振られるから大変。

あ、あれはモスラか!?
モスラ発見いえバルカン機ですREVdownsize
(あれはモスラか(左端)?いえ迷彩塗装のバルカン機です)
飛行場に戻ってきました。おや?モスラか?じゃなくて小さく蛾のように見えるのは地上展示の3Vボマーの1つ Avro Vulcan、バルカンです。あっと言う間に遊覧フライトは終了、離陸と同じくフワっと着陸しました。


レストアされた古典機が空に舞う
飛行準備中のカタリナ飛行艇downsize
(デモ飛行準備中のカタリナ飛行艇、いまでも飛びます)
でもこの草っぱら、実は昔立派な滑走路、しかも今でもレストアされた古典機が飛び回ると言うのどかでユニークな航空博物館です。でもね、IWM, Duxfordの正式名はImperial War Museum, Duxford(帝国戦争博物館ダックスフォード館くらいの意味か?)、フンイキちがうなぁ。


飛行機を運ぶのはトラクター
滑走路までトラクターでコトコト運びますdownsize
(今でも飛べる古典機はトラクターでコトコト滑走路に運ばれます)
そこにポツン、ポツンとバラックのハンガーがある、これが航空博物館です。ケンブリッジでお弁当のサンドイッチくらい買っておけば良かったと後悔するほど「野趣あふれる環境」です。


楕円の優雅なデザインはde Havilland社の伝統
de Havilland社の伝統?らしい、Tiger Mothタイガーモスや”Wooden Wonder”ことMosquitoモスキトーと同じスリムな楕円の主尾翼、この優雅な工業デザインはジェット旅客機草分けのCometコメット機にも受け継がれていて大好きなデザインです。イギリス以外にも欧州各国、南北アメリカ、アジア、オセアニア、中近東、アフリカなど世界中の多くの国で戦前、戦中、戦後と長年にわたり活躍した機体です。3面図は軍用型Dominieのものですが優雅できれいなデザインでしょ。
3面図REV2downsize
(楕円の優雅なデザインが良く分る三面図)

夏のシーズンの週末だけ、しかも天候条件が許すときしか飛びませんが、機会があればぜひ乗ってみて下さい。ジャンボジェットの旅では味わえない「飛行機に乗って空を飛んでいる感覚」を楽しめますよ。
ケンブリッジとダックスフォード地図
(ダックスフォードの場所)

↓良かったらクリックをお願いします


「東北関東大震災」支援クリック募金


スポンサーサイト

テーマ : パリ、フランス - ジャンル : 海外情報