FC2ブログ

ネイビーブルーのかわせみ、水上観測機という化石種OS2Uキングフィッシャー

ネイビーブルーのかわせみ、水上観測機という化石種OS2Uキングフィッシャー
↓良かったらクリックをお願いします

にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ
にほんブログ村
キングフィッシャーその3側面図downsize
ネイビーブルーのカワセミ
チャンスボート・キングフィッシャー(Chance Vought OS2U(OS2N) Kingfisher)、キングフィッシャーとは渓流の宝石、カワセミのことです。だからでしょうか?OS2Uキングフィッシャーにはネービーブルーの衣装がよく似合います。




最大速度比較
これからは単葉でしょ、ネイビー近代化
米海軍の複葉観測機O3Uに代わる単葉の近代的観測機として開発されたOS2Uキングフィッシャーは大戦前1938年に陸上型と水上型が初飛行しました。まだレーダーは本格運用されず、海戦では観測機による弾着観測が求められる時代でした。

初めてカタパルトから発進したキングフィッシャー
キングフィッシャーは米海軍で初めてカタパルト発進を行うなど、艦隊近代化のホープでした。

キングフィッシャーその2downsize
フタ(開戦)を開けたら観測機は化石になってた
でも第二次大戦で観測機と言う機種は、戦闘機や対空砲火にひどく脆弱で生き残れず、海では早々とレーダーにとって代わられた化石種となりました。陸上でも同じ、いやもっと悲惨で、英空軍のライサンダーなどはヒドイ目に遭ってしまいました。

航続距離比較
アグッレシブなライバルたちに比べて・・・
キングフィッシャーのライバルの水上観測機は零観、アラド196、ウォーラス。アグレッシブだった零観やアラドに比べてキングフィッシャーやウォーラスは地味です。
ウォーラスの過去記事です↓
名機スピットの地味な兄弟は海のレスキュー隊;ウォーラス小型飛行艇

キングフィッシャーその1downsize
ほぼ同期生のライバル水上観測機たち
ウォーラスが1933年初飛行とちょっと早いけど、だいたい1930年代後半初飛行でいずれも艦隊観測機近代化の一環でした。

米戦闘機まで墜とした零観、英潜水艦を捕獲したアラ
格闘戦能力を重視し敢えて複葉を選んだ零観はP38やF6Fも墜としています。アラド196は高性能で攻撃力が高く英潜水艦を制圧し鹵獲する武勲を立てています。でも、キングフィッシャーにはこれと言った武勇伝はありません。

エンジン馬力比較
カタリナやラプラタ河口海戦のシーフォックスの活躍もないし
太平洋、大西洋の「天下分け目」で武勲を挙げたカタリナ飛行艇に比べて、各国の艦載観測機は海戦で目立った活躍はありませんね。グラフ・シュペーを狩り立てるのに一役買ったシーフォックスは別にして・・・。
カタリナ飛行艇の過去記事です↓
空飛ぶネコか?いえカタリナは両生類

二兎を追わずジミチに・・
ところでこの海戦でアラドは観測、偵察ではまったくの役立たずで終わりました、二兎を追ってはいけないようです。

武装比較
観測機をクビにしたレーダー
第2次大戦が勃発すると、アっと言う間にレーダーが普及し、開戦2年目1940年のマタパン沖夜戦のレーダー射撃で英海軍がワンサイドゲームで勝利し、海戦で弾着観測をヒコーキでやって照準を調整するなどは、アっと言う間に昔話になりました。
日本人が開発したレーダーの過去記事です↓
対艦レーダー、TVアンテナ、電子レンジ、日本人の先駆研究の贈り物

だって陸上型の方が多いし・・・
キングフィッシャーだってジミチに頑張ったんです、哨戒とか、レスキューとかで。それにもうフネで弾着観測するような時代ではなくなったので、実はキングフィッシャーはフロートの代わりに車輪を付けた陸上型の方が生産数の半分以上なんです。

複葉のウォーラスはさっさと海上レスキューに特化
もっと保守的で地味なライバル、ウォーラスは早々と海難レスキューに活路を見出し目立たぬながら貢献しました。キングフィッシャーも実は海難レスキューで働いています。

練習機としてか使わなかった英国
豊かなアメリカが苦戦する連合国に武器弾薬などを貸してあげるレンドリース法が成立し英国にもありとあらゆる米国製機が送られました、もちろんキングフィッシャーも。でも、設計古いし、低性能だし、FAA(英国艦隊航空隊)にはウォーラスがあるし・・・、と言うことでFAAではキングフィッシャーは練習機としてしか使わなかったようです。

オーバーサイズのコックピット
何だ、かんだとケチをつけてますが、キングフィッシャーのデザイン(機体設計)と衣装(塗装)は好き♡です。オーバーサイズのコックピットとか、何だかチャンスボート風で・・・。

OS2U-3キングフィッシャーの諸元
乗員:2名
全長:10.2 m、全幅:10.9 m、全高:4.5 m、翼面積:24.3平方m、全備重量(Gross weight):2,259 kg
エンジン:プラット&ウィトニー(Pratt & Whitney) R-985-AN2 ワスプジュニア(Wasp Junior)450馬力
最大速度:毎時275 km、航続距離:1,461 km、上昇限度:5,500 m、翼面荷重:93 kg/平方m
武装:7.62㎜機銃×2丁、295 kg爆弾1発

出典:ウィキペディア記事「OS2U (航空機)/Vought OS2U Kingfisher」、「零式観測機」、「Ar 196 (航空機)」、「スーパーマリン ウォーラス」

↓良かったらクリックをお願いします


過去の記事リストは下のイラストをクリック ↓ (日本国内と南の島の記事は「ヨーロッパの話題」にまとめています)
パリの話題minisizeREVフランス街歩きminisizeREV
ヨーロッパの話題minisizeREV生き物とちきゅうのお話minisizeREV
ヒコーキの話minisizeREVグルメ話minisizeREV


スポンサーサイト



テーマ : パリ、フランス - ジャンル : 海外情報

コメント

Re: No title

しおちゃん様、コメントありがとうございます。しおちゃんさんもお好きですか、うれしいです。確かにおっしゃる通りキングフィッシャーはライバルに比べて非力ですね。何か健気でかわいいヒコーキですね。

No title

こんばんは。
私もキングフィッシャーは大好きです。
近代的な単葉水上機なのに二枚プロペラって!せめて800馬力くらいのエンジンをつけてあげて欲しかったです。
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する