科学の街ケンブリッジのパント舟遊びと「古代のイワシ」マルレラ

科学の街ケンブリッジのパント舟遊びと「古代のイワシ」マルレラ




ヒコーキ好きはオックスフォードよりケンブリッジがいい
落着いたケンブリッジの街並みREVdownsize
(ケンブリッジの街は落ち着いたたたずまい)
オックスフォード(Oxford)は行ったことがないけどケンブリッジ(Cambridge)なら何回かあります。ともにライフサイエンス分野でも高名な大学があるのに?古典機が今も草っぱらから飛ぶ、ダックスフォード帝国戦争博物館(Imperial War Museum Duxford) のあるダックスフォード(Duxford)への拠点がケンブリッジだから、生物屋よりヒコーキ大好きの動機です(ダックスフォードのお話もそのうちに)。


シックな車がよく似合う気品ただよう街並み
くっきりしたモノトーンの家にシックな車が良く似合うdownsize
(くっきりモノトーンの家にシックな車がシブイ)
ユーロスター (Eurostar)でパリからロンドンへ、そしてBR (British Rail)で一路ケンブリッジへ。
ケンブリッジにはフランスの街とは違う気品があって歩いてみるととてもステキな街です。小さいながらも落ち着いた大学街の風格があります。くっきりとしたモノトーンの家にはシックな車がよく似合うし、フランスのそれとはまた一味違う気品を感じます。


歩けばカレッジに出会います
Great Court of Kings College downsize
(King's Collegeの中庭Great Court、緑がまぶしい)
街中を少し歩くだけでいくつものカレッジに出会います。早速、有名なKing’s Collegeへ。一歩中にに入ると雰囲気は一変、中庭(Great Court)には緑のじゅうたんのような芝生がひろがります。こんな環境で研究できるといいな、と少しうらやましくなりました。


水面を滑るよう、ケム川の舟遊びは楽しい
水面に垂れる柳をかき分けてパントが行くdownsize
(水面に垂れる柳をかきわけてパントが行き交う、粋な風情)
イギリスには珍しく良い天気。せっかくなのでケム川(cam)のパント(punt)に乗ってみました。街を縫うように流れるケム川の川岸からいくつものカレッジの裏庭を訪れることができます。専用のパントを持っているカレッジもあるそうでなるほど車より便利な足かも知れませんね。
堤が川面とほとんど段差がないくらい低く、パントも平たく薄い構造なので腰掛けながら水溜りを滑ってゆくようで時折吹くそよ風がとても心地よい。水面に垂れる柳をかきわけて何艘もパントが行き交います。

平底のパントでは水面に座る感覚ですREVdownsize
(平底のパントでは水面に座る感覚です)
古風な橋をパントがくぐっていくREVdownsize
(古風な橋をパントがくぐっていく)

体験パント漕ぎはかわいい娘限定、オジサンは無視
Punterはカレッジの学生さん女の子には丁寧に教えるdownsize
(体験パント漕ぎはかわいい娘が優先)
さお(punt pole)を操るpunter、つまり船頭さんはカレッジの学生さんアルバイトが多いそうで、乗ったパントのお兄さんも何とかカレッジだと言っていました。どうやら理科系学生らしく、やはりケンブリッジが誇りなのか、パントを操りながらここでニュートン、ダーウィン、ワトソンが学び、研究したのだと、最近ではあの宇宙論の天才ホーキング博士もケンブリッジだと解説していました。
パントを漕ぐのは難しいそうですが、パンター君はかわいい女の子には体験パント漕ぎをさせ、手取り足取り教えていました、僕のようなオジサンは無視。やっぱり若者なんですね。

静かなケム川をのんびりパントが行くREVdownsize
(静かなケム川をのんびりパントが行く)

大学街にはパブ飯が似合う
英国らしい骨付きラムの一皿downsize
(イギリスらしいラム肉の一皿)
30分ほどのパント遊覧を終えて船着場のパブで一休み。地ビールのエールが乾いた喉にうまい。
夕食は骨付きラム肉のソテー、少し甘めのソースに付け合せは大ぶりの野菜とじゃがいも、いかにもイギリスと言う感じのパブ飯、ときにはこんな一皿もいいですね。


でも駄っ作機もケンブリッジです
”岡部ださく”さんによりますと、ケンブリッジって駄作っ機の1つなのだそうです、意外です(英国Airspeed社製練習機AS45 Cambridge/愛読書「世界の駄っ作機4」より)。

恐竜のお出迎えマットが洒落てます
The Sedgwick Museum of Earth Sciences

洒落た恐竜のマットレスがお出迎えREVdownsize
(恐竜のお出迎えマットレスが洒落てる)(博物館のイメージキャラ)

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怪しい恐竜が護る門downsize
(トカゲか、それとも恐竜か、怪しい生き物が護る門)
泊まったホテルの向かいがケンブリッジ大学付属の博物館Sedgwick Museum of Earth Sciencesと言う幸運。そこで早速、館内を見学。見上げると玄関の上で怪しいトカゲ?恐竜?2匹が門番をしています。入口には、Sedgwick博物館のイメージキャラでしょうか、恐竜化石をデザインしたマットレス、なかなか洒落てます。

学究の館らしい落着いた風情REVdownsize
(学究の館らしい落着いた風情です)
Sedgwick博物館には地質標本、恐竜化石の他にチャールズ・ダーウィン(Charles Robert Darwin)がビーグル号で収集した岩石標本などもあります。そしてウィッティントン博士(Harry Whittington)、コンウェイ-モリス博士(Simon Conway-Morris)の業績とカンブリア紀(Cambrian period)のバージェス頁岩(Burgess Shale)化石のコーナーもあり感激でした。

外灯と質素な看板がいいdownsize
(アンティークな外灯と質素な看板がいいな)
20世紀初頭の古生物学者ウォルコット博士(Charles Doolittle Walcott)が発見し、ウィンテットン博士、コンウェイ-モリス博士などが改めてその価値を再発見したカナダのバージェス頁岩のカンブリア紀化石。これを基にカンブリア紀が生物進化のビッグバンだったと解説した故グールド博士(Stephen Jay Gould))の「ワンダフルライフ」(”Wonderful Life”)はベストセラーになりましたね。そしてウィッティントン博士、コンウェイ-モリス博士の研究拠点はケンブリッジ大学なのです。


古代の「イワシ」マルレラに会った、小っちゃ!
これがマルレラ:小っちゃい!downsize
(Fairly Shrimp(レースガニ)ことカンブリア紀の「イワシ」マルレラ(Marella))
バージェス頁岩からウォルコット博士により発見され”Fairy Shrimp”(レースガニ)と称されたマルレラは2本の棘が流れるように背中に伸び、節足動物の特徴である腹側の付属肢にはえらをレースのようにまとい、なるほど優雅なスタイル、小さいながら遊泳動物であったようです。カンブリア紀の地層からはたくさん見つかるそうで古代の海では現在のイワシのように群れ、食べて食べられ、食物連鎖の中間の重要な位置(niche)を占めていたのかも知れませんね。

Harry Whittington博士REVdownsize
(ウィッティントン博士(Harry Whittington))

(おまけ)ケンブリッジ大学出身者はキラ星のごとく・・・
ところで、ケンブリッジ大学出身者はキラ星のごとく壮観で、例えば(以下敬称略です)、ルネサンス期の哲学者ベーコン(Francis Bacon)、清教徒革命を率いたクロムウェル(Oliver Cromwell)、マクロ経済学を確立したケインズ(John Maynard Keynes)、「種の起源」を著した進化論のダーウィン、コンピューター科学の祖にしてドイツ軍エニグマ暗号を解読した薄命の天才数学者チューリング(Alan Mathison Turing)、誰でも知っている「ニュートン力学」など物理学の礎を築いたニュートン(Isaac Newton)、宇宙論の車椅子の天才物理学者ホーキング(Stephen William Hawking)、情熱の詩人バイロン(George Gordon Byron)、原子物理学の祖ラザフォード(Ernest Rutherford)、戦後平和運動を進めた数学者で哲学者のラッセル卿(Bertrand Arthur William Russell)、DNA二重らせん構造を解明したワトソン(James Dewey Watson)、アフリカでのチンパンジーのフィールド研究の先駆者ジェーン・グドール(Jane Goodall)・・・と。
ケンブリッジとダックスフォード地図
(ケンブリッジとダックスフォードの地図)

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テーマ : パリ、フランス - ジャンル : 海外情報