鼻が利かなきゃメタボな食事でもスリム体形でいられる+北仏ルーアンのグルメ

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鼻が利かなきゃメタボにならない
(鼻が利かなきゃメタボにならない)
鼻が利かなきゃメタボな食事でも肥らない??
たこ焼き、焼き鳥、焼きそばなどお店の前を通るだけでいい匂いに食欲をそそられますよね。
でも臭わなかったら(鼻が利かなかったら)相当にメタボな食事を摂っても太らないようです、今のところネズミ君でのお話しなのですが。





Place du Vieux Marche広場のレストランREVdownsize
(Place du Vieux Marche広場の老舗レストラン)
北仏ルーアンのグルメ
グルメ??つながりで北フランスのルーアンの創業1345年のミシュラン星レストラン” La Couronne”で摂ったランチの写真を添えます。さすが星付きの老舗、料理も雰囲気もすてきでした。
その過去記事です↓(クリックで飛びます)
古き佳きルーアン モネとジャンヌダルクを訪ね北仏ルーアン再び 後編

出典のスリムねずみとメタボねずみ
(出典のスリムねずみとメタボねずみ)
OSN(嗅覚受容神経)が美味しい匂いを脳に伝える
臭いを感じる嗅覚は鼻粘膜にある嗅覚受容神経(OSN、olfactory sensory neurons、嗅神経)に臭い分子を感知し(※)、その電気信号が脳(最初は嗅球へ)に伝わることで感じることができます。このOSNが無い、あるいは、働かないと臭いを感じることが出来なくなります。(※:OSNの表面にある嗅覚受容体(Olfactory receptors)に臭い分子がくっつく)

お洒落なアントレREVdownsize
(お洒落なアントレです)
「鼻の利かないネズミ君」を作ってみた
出典著者のCeline E. Riera氏、Eva Tsaousidou氏らは微量のジフテリア毒素(※)でマウスのOSN(嗅覚受容神経)を一時的に働かなくすることで「鼻が利かない」マウスにしました。(※:害がない程度の量だと思います)

鼻が利かなきゃメタボ食でもスリム体形のまま
このOSNが働かず鼻が利かないマウスと正常なマウスにメタボな食事(高脂肪食)を与えたところ、正常なマウスはブクブクに太ったのに、鼻が利かないマウスはスリム体形を維持していたそうです。ちょっとお借りした出典の2匹のマウスの写真を見れば一目瞭然です。


シーフードの一皿downsize
(シーフードの一皿)
メタボ君も嗅覚を失うと減量できた
また、一旦太ってしまったマウスの嗅覚を無くすと“減量“できた-体脂肪の量が減った-そうです。更に糖尿病になるリスクである「インスリン抵抗性」(※)も抑えらました。
(※:血糖上昇を抑えるホルモン、インスリンの利き=組織への糖の取り込み、が悪くなること。結果、血糖値が上昇する)


エクササイズじゃないよ、脂を燃やしたんだ
「嗅覚を失うとエクササイズをして-運動量が増えて-肥満にならなかったんじゃないの?」、いえ、OSNが働かない嗅覚を失ったマウスでも運動量は変わりませんでした。その代わり褐色脂肪組織BAT(brown adipose tissue)(※)が増えて熱の産生が増えました。メタボ食を食べてもどんどん燃やして熱として放散していた訳です。(※:カロリーを貯める普通の脂肪組織(white adipose tissue)とは違い、BATは寒い時など体温を保つため脂肪を燃やして熱を作り出す)

牛肉とフォアグラの一皿downsize
(牛肉とフォアグラの一皿、食器も美しい)
BAT(褐色脂肪組織)による脂肪燃焼がカギ
マウスの嗅覚受容神経OSNを働かなくすると、鼻が利かなくなり褐色脂肪組織BATによる熱の産生が高まって(メタボな)食事によって惹き起こされる肥満が抑えられました。OSNにあるIGF-1受容体が無いと嗅覚が高まり肥満症とインスリン抵抗性を招きます。嗅覚は体のエネルギー代謝のバランスに重要な役割を果たしているようです。


BATがないヒトはネズミ君のようにはいかない
じゃ嗅覚を失ってメタボな食事を摂っても肥らないのがホントに良いのか?香りは食べる楽しみの大切な要素なので最善策とは言えません。第一ヒトの成人には肝心のBATがほとんどないのです(ネズミ君と違って)。

アーモンドと果物がよく合うアイスクリームdownsize
(デザートはアーモンドと果物がよく合うアイスクリーム)
IGF-1が嗅覚が肥満に導くのを抑えている
同じく出典著者の研究で、OSNにあるIGF-1受容体(インスリン様成長因子-1受容体、insulin-like growth factor 1 receptors)を失うと嗅覚が高まり、その結果、マウスは肥満症になり、インスリン抵抗性も増しました。IGF-1は臭いが導く肥満を抑えているようです。

将来の研究に期待しましょう
今後更に研究を進めれば香りも味わいながらおいしく食べて肥満にならない新しい道が拓けてくるかも知れませんね。


出典:“The Sense of Smell Impacts Metabolic Health and Obesity” Celine E. Riera, Eva Tsaousidou et al. Cell Metabolism 26, 198–211, July 5, 2017
出典:“Mice shed weight when they can’t smell—but not because they stop eating” Mitch Leslie, Science Vol 357 Issue 6346 (2017) Jul. 5, 2017


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コメント

Re: No title

yoyoさま、いつもありがとうございます。このレストランはルーアンの旅の目的の1つ、「清水の舞台から飛び降りる」つもりで老舗★付きを予約しました。期待にたがわずとてもおいしかったです。確かにyoyoさんのおっしゃる通り、料理の香りや風味を失ってまでスリムにはなりたくないですよね。それより研究が進んで「おいしく食べてメタボにならないヒミツ」が見つかるといいですね。

> ”嗅覚は体のエネルギー代謝のバランスに重要な役割を果たしている”というのは不思議ですね。でもそれはネズミさんに関してなんですね。
> 鼻がきかないと、味もよくわかりませんから、いくらメタボにならないからといっても、やっぱり香りは楽しみたいですね。それにしても太ったネズミですね(^^;)
>
> それと、お料理がとても美味しそうですね!シーフードとバターの香りが画面を通して漂ってきそうです(^^)

No title

”嗅覚は体のエネルギー代謝のバランスに重要な役割を果たしている”というのは不思議ですね。でもそれはネズミさんに関してなんですね。
鼻がきかないと、味もよくわかりませんから、いくらメタボにならないからといっても、やっぱり香りは楽しみたいですね。それにしても太ったネズミですね(^^;)

それと、お料理がとても美味しそうですね!シーフードとバターの香りが画面を通して漂ってきそうです(^^)
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