海ではみんな光ってます、宵闇のパリのよう、ロボットが見た妖しい世界

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青く美しく光るゴカイ 原典より
(美しくも青く光るゴカイ、ちょっと出典からお借りしているフォトです)
美しくも妖しく光る海の生き物たち
海で光る生き物と言えば?ホタルイカ、夜光虫、海で光を利用する生き物と言えば?チョウチンアンコウ、マツカサウオ・・・なんて思い浮かびますが・・・。ゴカイだって光るんです!出典の青く光るゴカイです。




え、海では光るのが当たり前!・・なの?
これまで「光る海の生物って珍しい、マイナーな存在」・・と言うのがこれまでの認識(少なくとも一般の)でした。でも違うんです、逆に「光る」のが海では当たり前なんですって!

陽は凱旋門の中へ沈んで行きますdownsize
(パリの陽が凱旋門の中へと沈んで行きます)
妖しくも儚い夢、パリの宵待ち
夏至の頃、21時も過ぎやっとの陽落ち、宵待ちのカフェって少し物狂おしく、好き♡!でした。
光ほのかなトワイライトゾーンの海の中層で光る生き物たちにも似た、妖しくも蠱惑的な夕暮れから宵闇のパリ寸景を添えます。

パリ宵闇の過去記事はこれ↓、クリックで飛びます
毒も平気、脇目もふらず線虫Cエレガンスを恋に走らせるニューロン+パリの光と影
一夜漬けはいけません 夢トレが大事 暮れなずむパリ


17年間の35万回の観察を解析って、超人的
出典著者のSéverine Martini氏とSteven H. D. Haddock氏はカルフォルニア沖で海中を自在に自力で探す無人ロボットを使い、なんと17年間もかけて集めた35万回もの観察の膨大なビデオ・データを緻密に解析したそうです。よくまぁ研究予算を出しますよね、さすがアメリカ。

向かいのホテルに灯が入り始めた黄昏downsize
(向かいのホテルに灯が入りパリが黄昏れてゆきます)
外洋のあらゆる水深で4つに3つ(75%)の種は光る
海岸近くの浅い海では光る生物は多くないそうですが、一旦外洋に出ると水深に関係なくあらゆる種類の生物が光るそうです。海面から水深4千mまでに棲む、魚、クラゲ、多毛類(ゴカイの仲間)などあらゆる動物種の75%、なんと4種に3種が光るんです!

アレクサンドルⅢ世橋downsize
(日暮れ前のアレクサンドルⅢ世橋(Le pont Alexandre III))
なぜ光るの?→ハイ、生き残るためで~す!
3次元的にも広大な海にあって「光る」ことは、種も越えて有効な生き物の間のコミュニケーションだからだそうです。


ファイアーフライFR5 後ろ姿その2REVdownsize
(自作プラモFireflyはカウンターシェイド、FAAのExtra Dark Sea Grey/ Sky Type Sの塗装)
海中の「空中戦」もカウンターシェイド
照らして餌を探す、餌をおびき寄せる、影を消して捕食者から身を隠す(カウンターシェイドだ!)、異性にアピールする、などなど・・光ることにはメリットがあるんです。出典著者に依れば、生き物たちが光ってコミュニケーションすることで実は「海の生態系」を作ってるじゃないの・・と。
ヒコーキのカウンターシェイドの例、FAA塗装のFirefly過去記事はこれ↓クリックで飛びます
フィヨルドに舞う蛍火Fireflyは艦攻以前で艦戦未満

なぜ「みんな光る」とこれまで気付かなかったの?
ちょっと待って!じゃ、なぜこれまで分からなかったの?
☆①そもそも観察する良い手段がない
☆②「光るものもいたヨ」・・などとデータが定量的でない
☆③特定の興味ある生き物しか調べてない・・・などが理由だったそうです。
「へぇ~」、なんですけど・・・。


夕暮れセーヌ20031226downsize
(夕暮れのセーヌ、グラン・パレ(Grand Palais))
人の近くでは光る者はあまりいない、ナイトダイブでも
もう一つ、たくさんの生き物が光るのはあくまで外洋であって、沿岸付近の海ではあまり見られないそうで、だから人々が気付きにくいこともあったのでしょう。
例えば、ナイトダイブをする海では光る生き物があまりいないことになります。うん、それなら納得かも?


パリの夕暮れレストランに灯が入るdownsize
(パリの夕暮れ、レストランに灯が入る)
私たちが良く知る海はほんの端っこと上澄みだけ
地球の海は面積約3億6106万km2で陸地の2.42倍、平均の深度は3729mもあって、海水の総量は約13億4993万立方キロメートル。私たちが良く知る身近な海は沿岸や沖合では表層だけなので、まだまだ海全体は未知の世界、だからこのような発見があるのでしょう。

宵の装いに変わりゆくヴィトンのショップREVdownsize
(宵の装いに変わりゆくヴィトンのショップ)
「言われんでもワシ自分で探しますワ」とコツコツ調査
ロボット技術の進歩は目を見張るものがあります。そこで、「自立遊泳」=「いちいち言われんでも、ワシの判断で動いてデータ取ったるワ」と頼もしい海中ロボットが開発されました。この研究はロボットのコツコツ調査のおかげです。

ロボットだからこそ先入観も無く黙々と・・
海面から深海まで、昼夜も問わず、ひたすらコツコツと何百日も海の中を光る生き物を求めロボットが探索しました。そのおかげで今回出典著者Martini氏とHaddock氏が「実はみんな光ってる」ことを明らかにしました。
今、ロボットのワザって本当にスゴイんですね。


(リンク貼っていませんおで、コピペで訪問ください)
出典:”Quantification of bioluminescence from the surface to the deep sea demonstrates its predominance as an ecological trait” Severine Martini & Steven H. D. Haddock Scientific Reports vol.7, Article number: 45750 (2017), doi:10.1038/srep45750
https://www.nature.com/articles/srep45750
出典:”More than 75% of surveyed sea animals glow in the dark” Virginia Morell Science 14 April 2017 Vol 356, Issue 6334, DOI: 10.1126/science.aal1029
http://www.sciencemag.org/news/2017/04/more-75-surveyed-sea-animals-glow-dark?utm_campaign=news_weekly_2017-04-14&et_rid=208065204&et_cid=1274349


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過去の記事リストは下のイラストをクリック ↓ (日本国内と南の島の記事は「ヨーロッパの話題」にまとめています)
パリの話題minisizeREVフランス街歩きminisizeREV
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テーマ : パリ、フランス - ジャンル : 海外情報

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