街を包む小雨も旅の贈り物、ワインの郷ボーヌ

ワインの郷ボーヌ
静かな季節はずれ、ボーヌの街を包む小雨も旅の贈り物。

小雨にぬれた広場downsize
(小雨にぬれる広場)
ブルゴーニュ(Bourgogne)のディジョン(Dijon)とボーヌ(Beaune)への小旅行、パリからTGVで2時間くらいなので日帰りも出来るくらい近いのですが、パリとはまた違う風情があります。
ひなびたTGVの駅を降り少し行くと検問所のような建物に迎えられて城壁の中へ。城壁に沿ってなだらかに上り下る石畳の坂道をしばらく行くと旧市街の中心です。ボーヌは城壁に護られたこじんまりした街。あいにくの雨ですが、人通りも少なくその分ゆっくりと街の空気を呼吸しながら散歩できそうです。

スレートぶきの静かな家並みdownsize
(スレートぶきの屋根が静かな街によく似合う)

時間が染みこんだオークル色の小路
複合雨の広場と尖塔
(人影もまばらな小雨の中の広場)(教会の尖塔を遠望する)
細い石畳の路に淡いオークル色の建物の石壁が並び時間が染み込んだように静かです。ところどころ黒ずんだ石の肌理が小雨の降る情景に良いアクセントを与えています。迷路のように入り組んだ路を歩いてゆくと広場に出ました。小さなサークルを落ち着いた店構えが囲んでいます。

落着いた街並みに赤いひさしが印象的downsize
(落ち着いた街並みに赤いひさしが印象的)
オテルデューにつづく石畳の路downsize
(オテルデューにつづく石畳の路は曲がりくねって続く)

社会的アントレプレナーの先駆け
複合オテルデュー
(幾何学模様の屋根と回廊に囲まれたオテルデューの中庭)(入口には創設1443年の刻印)

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残念ながらワイン祭りの季節ではありませんので、まずは有名な施療院Hotel Dieu (オテルデュー)に足を運びます。正面入口には1443年と創設の年が刻まれ、黄色地に黒赤緑の屋根の幾何学模様が雨にぬれて一層くっきりと際立って美しい。内部には病床や当時の医療の道具など昔の施療院の様子を再現した展示があり当時の様子の絵が添えられています。中庭に出ると幾何学模様のモザイクの屋根と回廊に囲まれて不思議な感覚になります。
ここで醸造されたワインの収益がこの慈善事業の重要な資金源だったそうで、その後ワインそのものもボーヌの経済を支える特産品に、そして小さな街ボーヌを世界的なワインの取引所に押し上げることになるのです。今各国で社会的アントレプレナー(entrepreneur)、非営利のベンチャー事業が盛んになりつつあります。オテルデューははるか昔に成功したこれらの先例モデルだった訳ですね。

窓から誰かがのぞく創業400年のレストラン
複合レストラン白い馬
(窓から誰かがのぞく老舗レストラン「白い馬」)
スレート屋根が苔むしたホテル&レストラン、一度通り過ぎ気になって戻ってよく見ると”Cheval Blanc” (白い馬)の看板には1595年創業だと(400年以上の歴史だ!)。2階の窓から誰かがのぞいている、と思ったら絵です。ちょっと変わった老舗レストランで雨宿りも兼ねてブルゴーニュ料理のランチ。エスカルゴにCoq au vin (鶏肉ワイン煮込み)、もちろんボーヌワインCortonも。さすが本場、料理もワインもうまいです。


看板はワインの神様
レリーフが美しいcave(セラー)REVdownsize
(「ワインの神様」のレリーフが美しいcave)
折角ワインの郷”Cote-D’Or”に来たのですから、やはりcave des vins (ワインセラー)を訪ねました。何軒かを回り、迷った挙句に「ワインの神様」?などの美しいレリーフのあるcave(セラー)で、手荷物で持ち帰れる精一杯の本数のブルゴーニュワインを購入、もちろんBeaune 1er Cruも。

複合caveのワインとCoq au vin
(試飲もできるcave、迷うほどワインがいっぱい) (渋い絵付けの皿とCoq au vin (鶏肉ワイン煮込み))

街と出遭う旅も「一期一会」
雨上がりのカフェdownsize
(雨上がりのカフェ)
外にでると雨は上がっていて、広場のカフェがテラス席を広げはじめ午後の陽光が敷石にはねて、さっきとは違った明るい街の顔になりました。こじんまりしたボーヌの古い街のワインで賑わうこともない静かな季節はずれに出遭った小雨と雨上がりの情景はまたとない思わぬ旅の贈り物でした。街と出遭う旅もまた「一期一会」です。

BourgogneみやげREVdownsize
(おみやげに買い込んだブルゴーニュのワイン)
Beaune Dijon 地図
(ディジョンとボーヌの地図)

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テーマ : パリ、フランス - ジャンル : 海外情報