赤ちゃん言葉の声に仔犬は耳を傾け、成犬は知らんぷり、なぜ?+ブルターニュの美しき島ベル・イル

赤ちゃん言葉の声に仔犬は耳を傾け、成犬は知らんぷり、なぜ?
+ブルターニュの美しき島ベル・イル(再)

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【もう一度の御礼です(ちょっとウレシイもあって)】先の記事でトータルアクセス100万回超えをご報告いたしました。これも皆さまの温かいご支援の賜物♡♪、心から重ねて感謝を申し上げますとともに、これからも頑張りま~す。Levalloisbee


つい赤ちゃん言葉で話しかける
(つい赤ちゃん言葉でワンちゃんに話しかけてしまう)
ネットニュースにもなりました
この話題、最近のネットニュース(出典①)にもありましたから、ご存じかも知れませんね。
そこで、元ネタの科学論文(出典②③④)から面白そうなところ少し掘り下げてご紹介してみます。





ルパレ港に続く深い入り江に寄り添うような街並みdownsize
(ルパレ港に続く深い入り江に寄り添うようなベル・イルの街並み)
ブルターニュの「美しき島」ベル・イル
フランス南ブルターニュのベル・イル(Belle Ile en Mer)の写真を添えます(再掲)、何のつながりも無いですが。
ベル・イルの過去記事です↓(クリックで飛びます)
南ブルターニュのその名も「美しき島」ベルイル フランス街歩き番外編
かわいい肉食系、ヒドラは海の老舗 + ブルターニュの美しい島ベルイル


仔犬は駆け寄り成犬は無視
(仔犬は駆け寄り成犬は無視)
赤ちゃんやワンちゃんにはついつい「赤ちゃん言葉」に・・
誰でも赤ちゃんや幼児には「赤ちゃん言葉」で話しかけます。そして飼い主はワンちゃんにも「赤ちゃん言葉」のように話しかけます。じゃ、ワンちゃんたちはどう反応しているのでしょうか?

赤ちゃんやワンちゃんには高い声でゆっくり話しかける
何人かのボランティアに大人、子供、ワンちゃんかネコちゃんに「わぁ、かわいい!いい子ちゃんね」とか、“同じ言葉”を話しかけてもらいました。すると子供やワンちゃんには高い声(よく通る)でゆっくりと話しかける傾向だったそうです、大人に話すのとは全く違って。

のどかに舫うヨットたちdownsize
(のどかに舫うヨットたち)
声だけでも駆け寄る仔犬たち
そこでワンちゃんに話しかけた声を録音して、その声だけ(人の姿はない)を動物保護施設の仔犬(飼い主がいない)に聞かせてみると、10匹中9匹の仔犬が興味を示して駆け寄ってきたそうです。

オトナになれば声だけじゃ動かない
同じテストを成犬に対して行ってみるとまるで違う結果でした。成犬たちは初めちょっと聞き耳を立てただけでその後は無視してしまいました。(出典②③)(出典②③)(出典②③)

成犬は言葉よりも所作や行動で察する
出典③著者Nicolas Mathevon氏(仏Lyon大学)らは、
1) 仔犬たちは飼い主の言葉(メッセージ)を学ぼうとしているので声にひかれるのではないか、
2) そして成犬になると言葉よりも飼い主の所作や行動で意図を察するようになる、だからもはや「声だけ」では反応しなくなるのではないか。(例えば、「リードを持ったからお散歩だ!」と察するようなことでしょうか)


淡いブルーが空に映える瀟洒な建物downsize
(淡いブルーが空に映える瀟洒な建物)
異論も・・
違った見方もあります。この研究論文をScience誌トピックス(出典②)として紹介したVirginia Morell氏は「仔犬たちに言葉を教えようとしているとは言えない」観点もあると少し前のDenis Burnham氏らの論文(出典④)を引用しています。

「母音のしゃべり方」と言う違った観点からみると・・
引用の出典④著者Denis.Burnham氏(豪Western Sydney大学)らは、母親は大人に対してより、幼児に対しては、より高い声で(高周波数で)、母音をよりはっきりと話しかける、それが、英語、ロシア語、日本語など、どんな母国語でも。そしてそれが、幼児が言葉を覚える助けになると述べています。

赤ちゃん語は感情を込めることの副産物か?
つまり、私たちはワンちゃんたちに言葉を覚えて欲しくて高い声で話すのだろうか?幼児やワンちゃんに話しかけるときいの高い声は感情をこめて話す結果の「副産物」ではないのか?・・と言う疑問です。

荒野にポツンと立つ灯台は白に赤が印象的REVdownsize
(荒野にポツンと立つ灯台は白に赤が印象的)
相手や話す対象次第で話し方が変わる
この出典④著者Denis.Burnham氏らは12人のお母さんに彼女たちの生後6か月の子供、彼女たちの飼いイヌか飼いネコ、そしてアカの他人の大人に対して、3つのおもちゃ;sheep(ヒツジ)、shoe(くつ)、shark(サメ)について話してもらい録音しました。

相手が愛おしければ話し方も変わる、ワンでもニャンでも
すると、声の高さ(周波数)、感情のこもり具合、母音の「はっきり度」が相手次第で違いました(そりゃそうだ)。

ルパレ港の夕暮れdownsize
(ルパレ港の夕暮れ)
我が子には母音をはっきり発音・・
「母音のはっきり度」では“優しいヒツジさん”が“どうでもいい靴”や“恐いサメ”より際立っていましたが、その違いが自分の子供に対する方が、飼いイヌ/ネコや大人に対するより一層差が際立っていました(うん、納得ではあります)。ちなみに対ワンちゃんと、対ネコちゃんでは差が無かったそうです。

ママは思わず気持ちを込め高い声で話す
つまるところ私たちはわが子や飼い犬を愛するがゆえに、また、お話する対象が優しいものであればあるほど、感情を込め、高い声で、母音を明瞭に発音してしまう、それがヒトの性(さが)ってもの、別に言葉を教えようと思わなくても・・てことじゃないのか?・・・。

話すことは愛を伝えるステキな遺伝子の贈り物
私たちは話すとき、その相手が誰であるか(愛する対象か、どうでもいい人か)で話し方も変わります。話し言葉には文字で書ける情報以上のはるかに豊かなコミュニケーションが込められているってことでしょうか?

愛する者たちにはたくさんお話しよう
言葉を話せるのはヒトだけです。話しかけることは優しさや愛おしさを伝える、優れた、大切な遺伝子からの贈り物です。赤ちゃん、幼児に対するのと同じように、仔犬たちにはたくさん話しかけてあげるのが良いのでしょうね。

ヒトとワンちゃんとの関わりは先史時代から・・・
もちろんこれらは1つの研究成果ですし、ワンちゃん、ネコちゃんたちにはそれぞれ個性(個体差)があって必ずしも“平均的な”行動を取るとは限らないでしょう。それでもこのような観点でヒトとコンパニオン・アニマルとの関わり合いを見つめてみることも有意義だと思うLevalloisbeeです。

ワンちゃんとヒトとの関わりに過去記事はこれです↓(クリックで飛びます)
apprivoiserは特別な絆最初のヒトの友はワンちゃん(+パリ1区8区歩き)
白目でヒトとワンちゃんは目くばせする 行き付けBarとカフェ
ワンちゃんにはご飯をあげよう+パリ郊外モレシュルロワン番外編
ワンは平和なコミュニケーション+パリを彩る花たち


以下出典にリンクは貼っていませんので、ご興味あればコピペしてください
出典①:AOLニュース2017・01・20 「子犬は人から赤ちゃん言葉で話しかけられるのがやっぱり大好きだった!英研究で判明」:http://news.aol.jp/2017/01/18/dog/
出典②:” What dogs hear when we talk to them” Virginia Morell Science Jan. 10, 2017
出典③:”Dog-directed speech: why do we use it and do dogs pay attention to it?” Ben-Aderet T, Gallego- Abenza M, Reby D, Mathevon N. 2017 Proc. R. Soc. B vol.284: 20162429.:http://dx.doi.org/10.1098/rspb.2016.2429
出典④:” What's New, Pussycat? On Talking to Babies and Animals” Denis Burnham, Christine Kitamura, Uté Vollmer-Conna Science 24 May 2002:Vol. 296, Issue 5572, pp. 1435 DOI: 10.1126/science.1069587:http://science.sciencemag.org/content/296/5572/1435


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テーマ : パリ、フランス - ジャンル : 海外情報

コメント

Re: こんにちは

lakmeさま、コメントありがとうございます。そうですか、lakmeさんも高い声になるのですね。私は長らく犬を飼っていませんが、知人のワンちゃんにはやはり高い声であるように思います。それにしても、声のする方に耳を向け目を合わせサイン読み取るなんて、さすがプレイエルちゃんはかしこいですね。

> うちの犬には赤ちゃん言葉は使わないですけれど、やっぱりトーンは微妙に上がってしまいますね。犬はスルーしてますけど(笑)。
> ボーダーコリーは人間の命令を良く理解するということのようですが、普通に話しかけても、耳が話している方向にしっかり向いて、目を合わせてきます。何としても理解しようとしているように見えますね。もちろん、わからないわけですけれど。夫の昔の犬2匹(別の犬種)はそこまでしなかったそうです。コリーの種類は難聴になりやすいと聞いたので、うちは、手でも指示をだします。やっぱり、言葉(この場合はサインですが)を理解しようとしているということでしょうか?

こんにちは

うちの犬には赤ちゃん言葉は使わないですけれど、やっぱりトーンは微妙に上がってしまいますね。犬はスルーしてますけど(笑)。
ボーダーコリーは人間の命令を良く理解するということのようですが、普通に話しかけても、耳が話している方向にしっかり向いて、目を合わせてきます。何としても理解しようとしているように見えますね。もちろん、わからないわけですけれど。夫の昔の犬2匹(別の犬種)はそこまでしなかったそうです。コリーの種類は難聴になりやすいと聞いたので、うちは、手でも指示をだします。やっぱり、言葉(この場合はサインですが)を理解しようとしているということでしょうか?

Re: No title

duck4さんありがとうございます、6年以上かかりましたがduck4さんはじめ皆さまのおかげと感謝しております。人が考える以上に動物たちはコミュニケーション、つまりおしゃべりをしているのではないか、そして仔の方がおしゃべり好きかもと思います。duck4さんのハクチョウさんのコミュニケーションの観察もきっと新しい発見につながることと思います。

> Levalloisbeeさんへ
>
> こんばんは!
>
> 100万回おめでとうございます!
>
> 子犬の反応!興味がありますね!
> duck4の場合、どうしてもハクチョウさんに置き換えてか考えてしまいます!アドちゃんからですが、「ク!ク!ク!」と優しい声で話し掛けられることがあります!今でも時々あります!その他の仔で成鳥だと、あまり話しかけられませんね!
>
> duck4は、今、ハクチョウさんのコミュニケーションについて観察中ですが、まだ仮説を立てるまで至っていませんね!v-519v-521

No title

Levalloisbeeさんへ

こんばんは!

100万回おめでとうございます!

子犬の反応!興味がありますね!
duck4の場合、どうしてもハクチョウさんに置き換えてか考えてしまいます!アドちゃんからですが、「ク!ク!ク!」と優しい声で話し掛けられることがあります!今でも時々あります!その他の仔で成鳥だと、あまり話しかけられませんね!

duck4は、今、ハクチョウさんのコミュニケーションについて観察中ですが、まだ仮説を立てるまで至っていませんね!v-519v-521
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