一緒に遊んでお話し、子どもは天才【前編:小さな科学者】+ブルターニュの小さな砦コンカルノー

一緒に遊んでお話し、子どもは天才【前編:小さな科学者】
+ブルターニュの小さな砦コンカルノー



統計予測に会わないと驚く
(統計予測に会わないと驚く)
二人の女性科学者が説く「子供は天才」
Patricia Kuhl氏の最新記事「赤ちゃんの超言語力」が面白いのでご紹介ですが、まず前編はその引用記事(reference)「子どもはみんな科学者」から、同じく女性科学者Alison Gopnik氏執筆です。





アヒルが好きなんだね
(アヒルが好きなんだね)
赤ちゃん高速学習中。かまって、遊んで、話しかけて・・
ヒトの子供は3歳くらいになればパパ、ママ、お友達とお話しができるようになりますね。でもこれってものすごく高度なスキル(生き物としての)で、それを驚くほど短期間に身に着けるってことのようです。そのためにはそばにいて、かまって、一緒に遊んで、話しかけてあげることが何より大切みたいです。

かわいい漁船が多いコンカルノー漁港downsize
(かわいい漁船が多いコンカルノー漁港、背景は要塞島)
ブルターニュの小さな砦コンカルノー
今回添えるフォトは何の脈略もなく、フランスのブルターニュ漁港コンカルノー(Concarneau)の小さな要塞島の旧市街Ville close歩きです(すべて再掲)。
コンカルノー過去記事はこちらです↓
恐竜が発明しペンギンに贈ったものそれは羽毛 ブルターニュの小さな港コンカルノー
南ブルターニュ紀行コンカルノー


ブロッコリーの方が好きで良かった
(ブロッコリーの方が好きで良かった)
赤ちゃんは観察、統計、実験の日々
言葉に限らず、赤ちゃんがやがてヒトとして必要な“スキル”を、話しかけられたり、かまわれたり、ベッドや部屋の中を“探検”したりと、「周囲で起こっていることを見聞きして」言葉やものごとを「統計学的手法で解析して」理解し、「科学的実験」で自ら試してみることで、まるで“科学者のようなやり方”で身に着けて(学習して)ゆくようです。そしてこの間、脳もすごいスピードで完成に向け成長してゆくようです。

要塞島にはかわいい店が多いREVdownsize
(要塞島なのにかわいい店が多いコンカルノー旧市街Ville close)
視線で赤ちゃんの考えを探る
まだお話ができない赤ちゃんですが、視線で思っていることを調べられます。子供は飽きっぽいけど、新しいこと、「予測を裏切るフシギ」に出会うと視線は釘付け、長い時間見つめるからです。

要塞島旧市街Ville closeで出会った花いっぱいの家downsize
(要塞島旧市街Ville closeで出会った花いっぱいの家)
赤ちゃんは統計学者、確率的に低いと驚く
8か月児に白玉と赤玉が白4対赤1で混じった箱を置き実験者がわざと赤4個白1個を取り出すと赤ちゃんは長く見つめた(フシギだ=統計理論に合わないゾと)そうです。

海岸通りのカフェdownsize
(海岸通りのカフェものんびりしています)
「好きな方をあげるよ」
もう少し月齢が打上の20か月児に緑のカエルと黄色のアヒルのおもちゃで同じ実験をしました。カエルが多い箱からわざとアヒルばかりを取り出してから、「ちょうだい」と言うと実験者にアヒルをくれたそうです。「確率が低いのにアヒルばかり=アヒルを選り好みした=アヒルが好きらしい=じゃアヒルをあげる」と言う相手の心理の推論「心の理論」が2歳前にすでに身についているようです。

要塞島入口で時を告げる大時計と日時計downsize
(要塞島入口で時を告げる大時計と日時計)
1歳半になれば他人の気持ちがわかる
幼児の前におさかな型のクラッカー(子供は大好き)とブロッコリー(たいていの子は嫌い)を用意、ブロッコリーを実験者が“おいしそうに”食べてみせます。「おいしいものをちょうだい」と幼児にお願いすると・・・。14か月児はいつもクラッカーを渡しましたが(自分が食べておいしかったし)、18か月児は“自分用”にはクラッカーを確保して、実験者にはブロッコリーをくれたそうです。1歳半になれば「ボクはおいしくないけどこの人はきっとこれが好きなんだ」と分かるようになるようです。


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客待ちの渡し船コンカルノーと対岸を結ぶdownsize
(客待ちの渡し船、要塞島と対岸を結びます)
赤ちゃんはニュートン、物理法則がわかる
赤ちゃんは意味なく物を放り投げたり、落としたりするのは物理法則理解のための“実験”です。幼児は物が上から下に落ちる(重力作用)、硬い壁は物を跳ね返す(作用反作用)は“教えられなくても”理解しています。その証拠に壁から突然自動車のおもちゃが出てくる“マジック”に出会うと驚き、長い時間見つめたそうです。

Concarneau漁港の風景downsize
(コンカルノー漁港の風景)
子どもは自由で創造的、おせっかいはし過ぎない
じゃ、周囲の大人が赤ちゃんや幼児に「いっぱいおせっかいをすれば良いのか?」と言うとちょっと“注意点”もあるようです。乳幼児(の脳)は“頭がとっくに固くなった”大人と違ってとっても“柔軟で、自由で、創造的”なんだから「おせっかいはし過ぎない」ことが肝要のようですよ。

兵どもが夢の後チューリップが満開downsize
(「兵どもが夢の跡」砲台跡にチューリップが満開)
タネは明かさないで!
箱にアヒルと人形を入れ2つのレバーのどちらか片方を押せばアヒルか、または人形が、2つ同時に押せばアヒルと人形が一緒に出てくる仕掛けにしておきます。未就学児の前でレバー2つを同時に押してアヒルと人形が一緒に出るところだけを見せると、レバーをいろいろといじってみてやがて仕掛けに気づきました。でもすべての押し方を見せてしまうと興味を示さなかったそうです、「もう分かっちゃったからつまんない」・・・と。


雨上がりのVille Closeを歩く観光客のオジさんたちREVdownsize
(雨上がりの旧市街Ville Closeを歩く観光客のオジさんたち)
「先生」じゃなくて「友達」として遊んで
少し成長した4歳児にある操作をしたときだけ音が鳴るおもちゃを用意します。「どうしたら音が鳴るのかな?みんなで調べてみよう」と言って色々試し、ある操作のときだけ鳴るところを見せます。すると子供たちは余計なことはせず「鳴る手順の操作だけ」をしたそうです。しかし「どうすれば鳴ってどうすれば鳴らないか教えてあげる」と言ってまったく同じ操作の組み合わせを行うと、子供たちは「鳴らなかった余計な操作」も含めてすべてを真似たそうです。とても示唆に富む実験だと思います。子供たちには試す機会とサンプル例を与えるだけで良いのです。


Concarneauの街並みdownsize
(旧市街Ville Closeの街並み)
一緒に驚き、喜び、守ってあげる
大人は一緒に驚き、喜び、遊び、楽しむ、そして「何をおいても君を守る」(とメッセージを伝える)“保護者”でいいようですよ。だって子供たちは天才なんだから・・・。


コンカルノー(Concarneau)は南ブルターニュにあります
(コンカルノー(Concarneau)は南ブルターニュにあります)
人生最初の数年の「猶予期間」こそ進化の賜物
ヒトの赤ちゃん、幼児は無力で世話がやけ手間がかかり“群れ”の何の役にも立たないけど、ヒトとしてのスキルを身に着け、個性を育むとても大事な時間であるようです。

「かけがえのない時間」をそっと見守り一緒に楽しく遊ぼう
赤ちゃんや子供は単なる「未熟な人間」「未完の大人」ではなく、ヒトが“進化”で得たヒトたるスキル、柔軟性、創造性、好奇心、学習能力、社会コミュニケーションなどが自由に育つ「かけがえのない時間」をそっと見守って一緒に楽しく遊びましょう。

出典:日経サイエンス誌2010年10月号p.48 「子どもはみんな科学者」””How Babies Think” Alison Gopnik氏執筆
出典:日経サイエンス誌2016年3月号p.44 「赤ちゃんの超言語力」 “Baby Talk” Patricia Kuhl氏執筆
出典(リンク): スーパープレゼンテーションPatricia Kuhl 氏講演“The linguistic genius of babies” 「赤ちゃんは語学の天才」(2011年)YouTtube
NHK
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/130729.html


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