いまだ現役、レジェンドが空を舞う「飛行場付き博物館」IWMは楽しい

いまだ現役、レジェンドが空を舞う「飛行場付き博物館」IWMは楽しい

遊覧飛行に飛び立つカタリナ飛行艇REVdownsize
(遊覧飛行に飛び立つカタリナ飛行艇、手前は念のための消防車;Consolidated PBY Catalina)
田園に囲まれた楽しい航空博物館Duxford IWM
英国の美しい学園都市ケンブリッジ(Cambridge)の郊外にダックスフォード(Duxford)と言う小さな街があります。ダックスフォードにはIWM (Imperial War Museum、帝国戦争博物館)と言うあまりぞっとしない名前の航空博物館があります。でもその中身はとっても楽しい博物館です。
ケンブリッジ街歩き過去記事はここをクリック↓
科学の街ケンブリッジのパント舟遊びと「古代のイワシ」マルレラ





フンワリ田舎の空を飛ぶドラゴンラピード複葉機REVdownsize
(フンワリ田舎の空を飛ぶドラゴン・ラピード複葉機;de Havilland DH.89 Dragon Rapide)
遊覧飛行もやってます、「飛行場付き博物館」
何しろ飛行場(と言っても草っぱらですけど)付きの航空博物館。そしてレジェンド機のデモ飛行のショーがあり、ドラゴン・ラピード複葉機やカタリナ飛行艇などレジェンド機の遊覧飛行を楽しむことも出来る(現在はやってないかも?)と言う、とてもユニークな、そしてヒコーキキチガイにとっては夢のような場所なんです。
複葉機ドラゴンラピード遊覧飛行の過去記事はこれです↓

銀色の複葉機でプカプカ行くイギリス田舎遊覧飛行Duxford
カタリナ飛行艇の過去記事はこれです↓
空飛ぶネコか いえカタリナは両生類
頭上を爆音を響かせ飛ぶカタリナ飛行艇REVdownsize
(頭上を爆音を響かせ飛んでゆくカタリナ飛行艇)

エアショーに発進間近のスピットファイアーREVdownsize
(エアショーに発進間近のスピットファイアー;Supermarine Spitfire Mk Vb)
入館前からワクワク、レジェンド機が空からお出迎え
IWM博物館の門をくぐる前から爆音が聞こえプロペラ機が飛ぶ姿を遠望できます。博物館は昔の格納庫と思われるカマボコ型の展示棟がいくつかあります。

カマボコ型展示棟に吊るされたアヴェンジャーdownsize
(カマボコ型展示棟に吊るされたアヴェンジャー、トライカラースキームを忠実に再現;Grumman TBF Avenger)
展示機は手入れも考証も素晴らしい、英国のこだわり
“カマボコ“の1つが「アメリカ館」で米国陸海軍の大戦機がたくさん展示されています。いずれも修理や手入れが行き届いていて塗装など考証も実に正確。さすがイギリスの博物館です。アメリカ館はダックスフォード飛行場を大戦中、アメリカ陸軍航空軍(USAAF)も使っていた縁なのかな

3Vの一員ヴィクターも雨ざらしでうら悲しいdownsize
(3Vの一員ヴィクターも雨ざらしでうら悲しい;Handley Page Victor)
3Vは母国なのに“雨ざらし”、あんまりです!
でもなぜかバルカン、ビクターなど3Vボマー(V bomber)やシャックルトンなどRAFの大型機は、母国なのに、野外展示で雨ざらしです。ちょっとかわいそうな気がします。(IWMホームページで見るとバルカンだけは館内に入れてもらえたようです、良かったネ)

手術中のエアラコブラはエンジンや点検口が良く分るdownsize
(手術中のエアラコブラ、エンジンや点検口が良く分る;Bell P-39 Airacobra)
「入院中」のレジェンド機たちをコツコツ修復
展示棟を更に奥に進むと工房のような倉庫があり、「入院治療中」の懐かしの名機たちを見学できます。エアラコブラやボーファイターは一旦解体中で老朽化したり足りない部品は複製して一からコツコツと修復作業が行われています。

細部まで分るボーファイターの操縦席downsize
(細部まで分るボーファイターの操縦席;Bristol Type 156 Beaufighter Mk VIF)
エンジンや操縦席を間近でしげしげ観察、楽しい♪
Beauことボーファイターはエンジンも機首も一旦取り外して修復中。おかげでハーキュリーズエンジンや操縦席内部の細部デティールまでしげしげと眺めることができました。

今にも飛びそうピカピカに復刻フューリー複葉機downsize
(今にも飛びそうピカピカに復刻フューリー複葉機;Hawker Fury)
レジェンド再び空に舞う、レストアの真骨頂
IWM博物館のもう1つの大事な役割がレジェンド機の「レストア」(restore;老朽化、故障した、車、ヒコーキなどの修復、復活)です。更に元の姿に戻して展示するだけではなく、再び空を飛べるまでに修復します、状態の良いエンジンなどがあればですが。真新しくお化粧をしたタイガーキャットやフューリー(先代)はもうすぐダックスフォードの空に復活するのでしょうか?

ケンブリッジ田園を行くドラゴンラピード遊覧飛行downsize
(ケンブリッジ田園を行くドラゴンラピード遊覧飛行、張り線越しの景色)
片田舎に“博物館付属”飛行場があるイキサツとは?
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過去の記事リストは下のイラストをクリック ↓ (日本国内と南の島の記事は「ヨーロッパの話題」にまとめています)
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片田舎に“博物館付属”飛行場があるイキサツとは?
さてそもそも、なんで“博物館付属“の飛行場があるのか?なんでこんな片田舎に「大英帝国博物館」があるのか?その理由は1940年の伝説の英国本土上空の決戦、バトル・オブ・ブリテン(Battle of Britain) まで遡ります。

バトルオブブリテン時のダックスフォード飛行場REVdownsize
(1940年バトルオブブリテン時のダックスフォード飛行場)
(原図: http://forum.1cpublishing.eu/showthread.php?t=19621 より)
ダックスフォードはバトル・オブ・ブリテンの史跡なんです
1940年夏、破竹の勢いのルフトバッフェ(独空軍)を水際でRAF (Royal Air Force、英国空軍)が破った英本土防空戦では英国南部の飛行場が最前線でした。そしてその1つが第12グループのDuxford空軍基地だったからです。

バトルオブブリテンの空戦から戻ったハリケーンパイロットREVdownsize
(バトル・オブ・ブリテンの空戦から戻ったハリケーン・パイロット;Hawker Hurricane、実はMk IIb型)
「戦意高揚」みたいな展示には違和感
「バトル・オブ・ブリテン館」もあり、ホンモノのスピットファイアーやハリケーンも使って当時を再現した“1/1スケール”のダイオラマになっています。でもなんだか「戦意高揚」みたいなトーンで“外国人”のボクにはなじめませんでした。

レストアは職人の工房奥はワイルドキャットREVdownsize
(レストア現場は職人の工房、奥はワイルドキャット;レンドリースのGrumman F4F、FAAのWildcat VI)
ボランティアや寄付、市民が支える博物館
更に素晴らしいことに、このようなレジェンド機のレストアや、デモ飛行は多くのヒコーキ大好きがボランティアで行っていることです。ここIWMには、他の英国の博物館同じく「募金箱」が置いてあり子供たちでもシリング硬貨を入れてゆきます。私もワンコインを寄付しました。

博物館入口で銀ピカスピットがお出迎えdownsize
(博物館入口で銀ピカのスピットがお出迎え;Supermarine Spitfire Mk IXb)
スピットファイアーお誕生パーティーにも行きました
幸運にもダックスフォードのIWMには合計4回訪れる機会に恵まれました。更にその4回目がなんと憧れのSpitこと名機スピットファイアー(Spitfire)の70回目のお誕生日パーティだったのです。そんな訳でダックスフォードのIWMは大好きな博物館なんです。
スピットファイアー誕生70周年エアショーの過去記事はこれです↓
一味違うコスプレもいいSpitfireお誕生日会続編
憧れのSpitfireのお誕生日会に招かれて・・・


ケンブリッジ、ダックスフォードの地図↓
ケンブリッジとダックスフォード地図

出典: IWM博物館のホームページ、クリックで飛びます。
Imperial War Museum, Duxford (ダックスフォード帝国戦争博物館)
Air Space(航空館)
Battle of Britain (バトル・オブ・ブリテン館)
American Air Museum (アメリカ館)


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テーマ : パリ、フランス - ジャンル : 海外情報

コメント

Re: No title

ami様、お気遣いありがとうございます。幸い私は現在は日本に在住しておりますが、amiさんのお友だちが心配ですね。御無事をお祈りします。フランスから帰国後も時に訪れておりました大好きなパリでこのような惨劇が起こったことはとてもショックです。

> Levalloisbeeさん
> こんばんは~!はじめまして。
> パリが大変なことになっていますが、大丈夫でしょうか?
> お友達もちょうど、パリにいると聞き、びっくりしています。
> どうぞお気をつけてくださいませ。

No title

Levalloisbeeさん
こんばんは~!はじめまして。
パリが大変なことになっていますが、大丈夫でしょうか?
お友達もちょうど、パリにいると聞き、びっくりしています。
どうぞお気をつけてくださいませ。
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