動物たちと歩むヒトの進化-共進化する者たち+ローマ再び

動物たちと歩むヒトの進化-共進化する者たち+ローマ再び

セプティミウス セウェルスの凱旋門Arcus Septimii Severi downsize
(ローマ、フォロロマーノの入口、セプティミウス セウェルスの凱旋門(Arcus Septimii Severi) (再掲))
ヒトと動物たちの長~いお付き合い
・・・の続きです。前回記事はここをクリック↓
動物を知り共に歩んだことが人類繁栄のヒミツ+南イタリアのソレント再び





オオカミと分れてヒトと暮らす
(再掲:オオカミと分れてヒトと暮らす)
ヒトに愛されたオオカミは無二のパートナーに
ワンちゃんはヒトが定住を始めた頃に親戚のオオカミたちとは袂を分かち、ヒトに愛され、牧畜、狩猟などヒトとその生活を助けて、やがてかけがえのないパートナーになりました。
関連過去記事はここをクリック↓
ワンちゃんにはご飯をあげよう+パリ郊外モレシュルロワン番外編
君の瞳の中にボクが居る ワンちゃんは特別な友達+南仏コートダジュール番外編

街路樹の影も涼やかな蜂の噴水Fontana delle Api downsize
(街路樹の影も涼やかな蜂の噴水Fontana delle Api (再掲))
神さんはやがて膝の温もりに・・
ネコちゃんたちの昔の任務は神さんでしたが(古代エジプトで、昔から非生産的だったんですね)、やがて穀物をネズミから守るウィスキー醸造所の用心棒などに(C.W.ニコルさんの名著「ザ・ウィスキーキャット」があります)、今では膝の上の温もりになってますね。
出典: 「ザ・ウイスキーキャット」”The Whisky Cat” 1987年C.W.ニコル氏著、松田銑氏訳、森山徹氏撮影(講談社文庫)>:昔、友人から贈られました。小さいけれど、文も写真もとてもすてきな本ですよ。

舟の噴水Fontana della Barcaccia downsize
(舟の噴水Fontana della Barcaccia(再掲))
古代の香りローマ再び
添える写真はローマの再掲載です。古い歴史つながりと言うことで・・・。
関連過去記事はここをクリック↓
ローマ「弾丸トラベラー」水の民の噴水を巡る
小石と砂のネバーエンディングストーリーとローマ番外編

フォロ・ロマーノ(Foro Romano)の礎石downsize
(フォロ・ロマーノ(Foro Romano)の礎石(再掲))
ヒトと共に歩む進化の道
時には迷惑なヒッチハイカーに刻まれたヒトの歴史、衣服文化の曙を教えるシラミの進化、ウシやヤギの家畜化と乳糖耐性遺伝子の常時発現、マラリア吸血虫と鎌形赤血球貧血(遺伝子)との共存など、ヒトと動植物たちは「迷惑な片思い」も含めて共進化を遂げてきました。
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過去の記事リストは下のイラストをクリック
パリの話題minisizeREVフランス街歩きminisizeREV
ヨーロッパの話題minisizeREV生き物とちきゅうのお話minisizeREV
ヒコーキの話minisizeREVグルメ話minisizeREV

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陽が斜めになっても路地奥はまだランチですREVdownsize
(陽が斜めになっても路地奥はまだランチです(再掲))
相思相愛
ヒトが好きでヒトからも愛される生き物との共進化はいわば「win-winの相思相愛」、コンパニオンアニマル、草花(園芸種)、農作物となる植物、家畜動物などなどです。

ホテルVilla Torloniaそばの街路樹は南国ムードdownsize
(ホテルVilla Torloniaそばの街路樹は南国ムード(再掲))
片思いの生き物たち
でも、相手であるヒトにとっては迷惑でもその進化や文化に合わせて形態、代謝、生態、行動を変え共進化してきた動植物も身の回りを見渡せばたくさんいます。

ナイアディの泉の水煙Fontana delle Naiadi downsize
(ナイアディの泉の水煙Fontana delle Naiadi (再掲))
たとえ嫌われても一所懸命に生きる
ヒトやヒトの住む環境が好きなんだけど、たいていのヒトからは嫌われる生き物たち、ドブネズミ、カラス、シラミ、イエダニ、ゴキブリ、雑草などです、彼らなりに一所懸命なんですけどね。
年ごとに速やかに進化してヒトへの感染力を新たに獲得するインフルエンザウイルスもこの仲間に入れないといけませんね。


葉影が歴史を包むような街角REVdownsize
(葉影が歴史を包むような街角(再掲))
文明に馴染んだ生き物たち
そうかと思えば、ちょっとちゃっかりのしっかり者もいます。畔の穀粒をついばむイエスズメ、軒先を巣にして天敵から守ってもらうツバメ、子供から豆をもらう境内のハト、線路際などを整地したら真っ先に生えてくるススキ、南の島の船着き場下に群れるサヨリやダツは観光客の食べこぼしがお目当て、バラスト水に乗って世界を旅するムール貝、マンションのベランダに巣作りしてヒトを用心棒にする都会鳥(アーバンバード)などなど。
アーバンバードの過去記事はここをクリック↓
人が好きなんです けなげな都会鳥 RAFの飛行機 心が優しくなる三冊の本(2)

トリトーネの噴水Fontana di Toritone downsize
(トリトーネの噴水Fontana di Toritone (再掲))
ヒトも動植物に飼い馴らされてきた
身の回りの動植物が変わってきた、つまりヒトに合わせて進化してきたのは分かるけど、逆は分かりにくいですよね。でも現在に生きる私たちはストーンエイジの人びとに比べて骨格、筋力、代謝、抵抗力、行動などが変わってきたようです。顎が小さくなり、牛乳が飲め、感染症への抵抗力は増し、力は衰え、集団生活のストレスにも飼い馴らされて・・・。

グルメの街ローマの昼下がりdownsize
(グルメの街ローマの昼下がり(再掲))
家畜と歩む進化
ウシ、ブタ、ヒツジなどなじみ深い家畜はその野生の原種(厳密にはその原種と祖先種を共有)、バッファローに近い感じの絶滅種オーロックスやイノシシと比べるとずいぶんと姿かたち、そして何よりも性質が従順になり大きな変化を遂げています。一方、彼らを飼い馴らすなかでヒト、特に遊牧民に変異が起きて牛乳が飲めるようになりました(大人になっても乳糖を分解するラクターゼがなくならない)。

ヒトと一緒に進化するシラミ
森から陽光あふれるサバンナに進出したヒト科は放熱のため体毛をなくし、唯一毛のある頭に逃れたシラミは進化してアタマジラミ(Pediculus humanus humanus)となりました。やがてヒトが出アフリカ後、ユーラシア高緯度の寒冷環境では保温のため衣服(と針)を発明します。すると新たな住処、衣服と肌の間に進出し“新種”のコロモジラミ(Pediculus humanus corporis)へと「共進化」しました。

トレヴィの泉の近景Fontana di Trevi downsize
(トレヴィの泉の近景Fontana di Trevi (再掲))
進化の舞台で共に演じ続けるパートナー
今やこの地球(ほし)の命運を左右するほどの力を持った私たちヒトに寄り添い、頼り、利用し、疎まれても付きまとう、共進化する生き物たちはヒトとその生活環境が無くなれば所詮は滅びる運命、望むと望まざると私たちヒトとその行き先も見えない「進化と言う舞台」を共に演じる健気なパートナーです。「大したご迷惑でなければ邪見にしないでね」って思ってるのかも?

こんな「共進化」とは・・
ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E9%80%B2%E5%8C%96)(リンク貼ってません) によれば「一つの生物学的要因の変化が引き金となって別のそれに関連する生物学的要因が変化すること」・・・ん?何のこっちゃ!→ 一つの生物(種)が、環境の変化などで、変わる(遺伝的に、つまり進化する)と、一緒の環境に棲む関係のある他の生物(種)もそれに応じて変わる(進化する)ような場合です。
共進化は”Win – Win”の関係だけとは限らない、例えば、寄生虫や病原菌のようなとっても迷惑なヤツらとの関係も含みます。


ヒト進化の過去記事はここをクリック↓
プロメテウスの贈り物-火がヒトの高速進化を生んだ?+フランスで出会った一皿たち
人はヒトをどのように改造してきたのか その1移動も進化も250倍に+ブルターニュ寸景
人口爆発がヒト進化を加速した;人はヒトをどのように改造してきたのか?その2+ブルターニュ寸景(続)
ヒト進化はマーブルチョコレート 人はヒトをどのように改造してきたのか その3 ブルターニュ寸景続々

今回の出典です
出典: “Animal Connection” 「アニマル・コネクション」2011年 Pat Shipman氏著、河合信和氏訳(2013年、同成社)
出典: “Children of Prometheus” 「プロメテウスの子供たち」1998年 Christopher Wills氏著、長野敬氏、森脇靖子氏共訳(2002年、青土社)
出典: “Catching Fire; How Cooking Made Us Human “ 「火の賜物: ヒトは料理で進化した」 2009年 Richard Wrangham氏著、依田卓巳氏訳(2010年、NTT出版)
出典: “PANDORA’S SEED; The Unforeseen Cost of Civilization” 「パンドラの種; 農耕文明が開け放った災いの箱」2010年 Spencer Wells氏著、斉藤隆央氏訳(2012年、化学同人)
出典①: 「大都会を生きる野鳥たち-都市鳥(アーバンバーズ)が語るヒト・街・緑・水」1997年、川内博氏著(地人書館)


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