動物オリンピックでメダル独占、「投げる」はヒトのスーパー能力 +横浜港の秋空

動物オリンピックでメダル独占、「投げる」はヒトのスーパー能力 +横浜港の秋空

大空の雲とガラス窓の雲が出会っては消えてゆくdownsize
(横浜みなとみらい、秋空の雲とガラス窓の雲が出会っては消えてゆく)
みなとみらいの秋空、雲が駆けてゆく
先日、横浜みなとみらいのバイオの催し(BioJapan 2013)に行きました。まだまだ暑いですが、空はもうすっかり秋空。風に駆けるように流れる雲のフォトを添えています。





投球フォーム
(投球フォームにヒミツあり)
子犬にお遊戯をさせてはいけませぬ
幼稚園で覚えたてのお遊戯を早速愛犬が生んだ子犬たちに教えようと、はい、前足を頭の横に上げて、回して、手のひらをヒラヒラ、・・・、とたんに「キャンキャン!」の悲鳴に慌てて母がボクを止めました。なぜワンちゃんはお遊戯が出来ないの?と園児のボクはフシギでした。

空に描く雲の模様は強風のイタズラdownsize
(空に描く雲の模様は強風のイタズラ)
実は結構高いヒトの運動能力
「投げる」ことに限ればヒトって案外パワフルらしいと言うサイエンス小ネタです。Neil Roach氏(当時ハーバード大)が大学のスポーツ選手20人を調べた結果だそうです。

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イルミネーションが灯った夕刻の観覧車downsize
(イルミネーションが灯った夕刻の観覧車)
動物オリンピックではヒトは金メダル
そもそも「物を投げる」ことが出来る動物は霊長類などに限られています。更に、「速く正確に物を投げる」となると器用で力も強いチンパンジーの大人でさえ球速30km/hがせいぜい、リトルリーグのピッチャーならその3倍の球速100km/hも出せるのに・・・。

後ろに振りかぶって投げられるのはヒトだけ
ヒトの肩関節の構造は独特で頭の上に、更に体の後ろにまで腕(上腕)を持って行けるのはヒトだけです。チンパンジーやオランウータンでさえピッチャーのようなフォームでは投げられないのです。

風の強い空を雲が次々駆け去って行くdownsize
(風の強い空を雲が次々駆け去って行く)
毎秒25回転のピッチャーのフォームに秘密あり
金田さん、野茂さん、ダルビッシュさん、マエケンさんにマー君、みんな投げるときは①指でボールをしっかり握り、②腕を大きく後ろに引き胸を張って、③ウエストをひねって一気に、④正確にミットに投げ込みますよね。ヒトの運動のうち最も速いものが上腕の振りで毎秒25回転だそうです。
これが出来るのは肩関節の自由度が高いはヒトだけです、だから「子犬にお遊戯」はムリなんです。
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ベイブリッジを遠望する水の上のレストランdownsize
(ベイブリッジを遠望する水の上のレストラン)
美しいくびれがパワーを生む
くびれたウェストをひねることもヒトが物を強く投げられるもう1つの要因です。足の位置をそのままに上体をひねって後ろを振り返る、ボクたちには当たり前の動作ですよね。でもライオン、クマ、イルカ、ウマ、ワンちゃん、にゃんこたちがやってるのを見たことありますか?
実はヒトのウエストは長細くて結構柔軟、ま、フェレットには及ばないですけど。だから「体をひねる」力の反動を腕の回転に伝えることができるのです。


会場パシフィコ横浜のバイオのポスターdownsize
(会場パシフィコ横浜のバイオのポスター)
握れなければ投げられず、握るには親指が必要
両手なら物を持つ動物はいますね、かわいいアライグマとか、ラッコとか。でも掌で物を掴むのはサルやヒトだけ、でもたいていは枝を掴む程度で、本のページをめくるなど器用なこと(精密把握)は類人猿でも難しい。ヒトの手が器用なヒミツは実は親指にあります。

秋空に立つインターコンチのヨットの帆downsize
(秋空に立つインターコンチのヨットの帆)
キツネの影絵は4本の指とハイタッチする親指のおかげ
14個の関節、27個もの骨の共同作業で180度も動く親指は残りの4本の指とハイタッチできますが、これはヒトだけです。だからヒト以外の動物には指で影絵を作るなんて無理なんです。

窓ガラスの鏡がビルをフシギなパターンに閉じ込めるdownsize
(窓ガラスの鏡がビルをフシギなパターンに閉じ込める)
短距離で勝てないから“動物より遅い”という思い込み
ゴキブリには逃げられ、走り回るワンちゃんには追いつけず、競馬馬に勝てる訳もなく、短距離ではヒトはメダル圏外ですが、中長距離となると効率の高い2足歩行のヒトの持久力はとても優れています。

中長距離ならヒトは動物オリンピックで金メダル
ほとんどの動物が走るときは、いっとき捕食動物から逃れる、あるいは、ダッシュで獲物を仕留めるなど短距離走で、スタミナは続きません。距離を保ちながらじっくりと何時間も何日も獲物を追い続けるヒトから逃れられる動物はいません、シカでもウマでもマンモスでも。だから中長距離ならヒトは金メダル独占です。

強風の夕方観覧車には誰も乗ってないdownsize
(強風の夕方観覧車には誰も乗ってない)
アウトレンジで狩をするのはヒトだけ
ましてやヒトだけが使える“飛び道具”の槍や弓矢の“アウトレンジ一斉射撃”を受けて無事な獲物はいません、たとえ牙や爪が立派でも。ヒトが優れていることの1つは「道具を作る」脳の能力ですが、実は手足の「道具を使う能力」にも秀でています。

石器時代のハイテク6段加速の投槍器
ウエスト、肩、上腕、腕、手首と順に回転で加速し、更に槍を引っ掛けて回転加速させるカタパルト、つまり投槍器を使えば6段階加速になり飛距離100m以上になるそうです。“ネコパ~ンチ”はせいぜい1,2段加速ですが。

何層にも分かれて雲が流れるdownsize
(何層にも分かれて雲が流れる)
生態系を変えた石器時代のハイテク
実際、石器時代の遺跡を調べるとヒトはほんとんどの種類の動物を狩っていたそうです、古くは12万年前の南アフリカのクラシーズ遺跡以来。そして出アフリカ、グレートジャーニーの果て、北米やオーストラリアへのヒトの進出と軌を一にして大型動物が絶滅したのは偶然以上だとも言われる所以です。

覇者としてのヒト
ヒトは自分たちが思う以上に身体能力が高く、その集団は石器時代から既に野生の覇者でもあったようです。

出典: natureダイジェスト2013年10月号P.11 「人間は、ものを投げる動物である」 “Baseball players reveal how humans evolved to throw so well” Sid Perkins氏執筆 (nature on line 2013/6/26掲載)
出典: “Thumbs, Toes, and Tears: And Other Traits That Make Us Human” 「この6つのおかげでヒトは進化した/つま先、親指、のど、笑い、涙、キス」 2006年 Chip Walter氏著、梶山あゆみ氏訳(2007年、早川書房)
出典: “The Incredible Human Journey” 「人類20万年遥かなる旅路」2009年、Alice Roberts氏著、野中香方子氏訳(2013年、文藝春秋 出版)
出典: “Out of Eden: the Peopling of the World” 「人類の足跡10万年全史」2003年 Stephen Oppenheimer氏著、仲村明子氏訳(2007年、草思社)


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テーマ : パリ、フランス - ジャンル : 海外情報

コメント

Re: すごい

lakme様、いつもありがとうございます。そう、私もこの元ネタを読んで人間って結構スゴイ、と思った次第です。でもワンちゃんの運動能力もすごいですね、あんなにうまくは羊や獲物を追えませんもの。どっちにしても、野球少年になれなかった運動オンチの私には羨ましいハナシではあります。

> すごい!の一言につきます。考えたことありませんでした。ピッチャーになれるのは人間だけだと。明日、会社で野球少年だった同僚に自慢しなくては。

すごい

すごい!の一言につきます。考えたことありませんでした。ピッチャーになれるのは人間だけだと。明日、会社で野球少年だった同僚に自慢しなくては。

Re: 面白い記事でした!

ポンセ様、いつもありがとうございます。この元ネタを読んで改めてヒトってスゴイなと思った次第です。とても風の強い日でいつもより横浜の空が澄んでいたようで透明感のある写真になりました。みなとみらいのシンボル、大観覧車はポンセさんのすてきな思い出の場所だったんですね。地元ですが、私もみなとみらい界隈が大好きです。

> こんにちは!
> 金田、野茂でもう一気に読み体制に入ってしまいました。
> 人間って、結構すごいのですね!なんだか自信が湧いてきたような???
>
> 横浜の観覧車、富士登山という新婚旅行に出かける途中で義両親を連れて、乗ったことを思い出しました。
>
>
> 秋の空、高くて、青くて、澄んでいますね。
> 素敵な写真をありがとうございます!目が青くなったような気分です。

面白い記事でした!

こんにちは!
金田、野茂でもう一気に読み体制に入ってしまいました。
人間って、結構すごいのですね!なんだか自信が湧いてきたような???

横浜の観覧車、富士登山という新婚旅行に出かける途中で義両親を連れて、乗ったことを思い出しました。


秋の空、高くて、青くて、澄んでいますね。
素敵な写真をありがとうございます!目が青くなったような気分です。
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