星に導かれる神の虫フンコロガシ+ボルドー番外編

星に導かれる神の虫フンコロガシ+ボルドー番外編

天の川を見て巣を目指すスカラベ
(天の川を見て巣を目指すスカラベ)
ファーブル先生の太陽神
フンコロガシ(Scarabaeus)はコガネムシの仲間(コガネムシ科タマオシコガネ属)、古代エジプトではフンを太陽に見立てて太陽神ラーが変身した日の出の神ケプリとして崇められたスカラベ (scarab)のことです。子供の頃、「ファーブル昆虫記」のフンコロガシの話をワクワクして読んだ記憶があります。

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大河ガロンヌを擁するボルドー街歩き番外編
イルミネーションに賑わいの余韻が残る雨の夕暮れdownsize
(イルミネーションに賑わいの余韻が残る、ボルドーの雨の夕暮れ)
フランスワインの郷、大河ガロンヌ河口の街ボルドーの街歩きフォトを添えています。
ボルドーとサンテミリオンの過去記事はここをクリック↓
大河ガロンヌが潤すワインの郷ボルドーは大人の街
サンテミリオン、ゆっくり醸すボルドーワインと風景は時の贈り物

サンタンドレ大聖堂の堂々とした佇まいdownsize
(サンタンドレ大聖堂Cathedrale Saint-Andreの堂々とした佇まい)
地を這う虫も星を見る
そのフンコロガシ君は天空の天の川をナビに使っているらしいのです。トリさん、特に夜を徹して飛ぶ渡り鳥が太陽に加え星をナビに使っていることは知られていますが(ルリジノコが星を頼りに定位する有名な実験があります)、地上を這う虫が天空を見上げ星を頼りに巣に向かうとは意外ですね。

Maison du Vin de Bordeauxは堂々たる石造りdownsize
(Maison du Vin de Bordeauxは堂々たる石造り)
大切な食べ物は夜に運ぶ
フンコロガシにとって糞はとっても大切な食べ物、財産だけれど巣まで運ぶのは大変、それに道中は捕食者に狙われるので夜運ぶのですが、出来れば最短コースを行きたい。

古い門が残るバルドーの街角downsize
(古い門が残るボルドーの街角)
天の川に導かれてフンを運ぶ
そこで(晴れていればですが)天の川をコンパスに使って巣に向かうらしいことが分かりました。でも一夜のうちに星は巡りますから、フンコロガシ君は正確な体内時計も使っていることになります。なるほど神秘の神の虫だ。

朝のボルドーはビジネスの街の顔downsize
(朝のボルドーはビジネスの街の顔)
天の川をナビに使うフンコロガシ
以前から太陽や月の光を頼りにしているらしいとは分っていたようですが、月の無い夜でも星空の中で天の川の位置を知って進むことが分ったそうです。

雄大なガロンヌ川にかかるピエール橋Pont de pierre downsize
(雄大なガロンヌ川にかかるピエール橋Pont de pierre)
プラネタリウムに招待された甲虫
フンコロガシに帽子を被せると道に迷います。そこでプラネタリウムに連れてきて天の川の位置を操作してやるとちゃんと予測された方向に進んだそうです。プラネタリウムから天の川だけを消すと、やっぱり道に迷ってしまいました。
フンコロガシ君は天の川を見て位置を確認し進路を決めているのです。ルンド大学(Lund University、スウェーデン)とウィットウォーターズランド大学(University of the Witwatersrand、南アフリカ)の研究チームの研究成果です。


帆船時代のナビには当時のハイテクが使われた
(帆船時代のナビには当時のハイテクが使われた)
帆船航海のナビは当時のハイテクで
今でこそGPSですが、帆船時代の船では、昼は太陽の、夜は星の位置を六分儀(Sextant)で測り大海原の真ん中でも現在地を知ることでナビを行っていました。

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レストランもNew Years Eveの装いdownsize
(レストランもNew Year’s Eveの装い)
航海には正確な時計も必要で・・
でも太陽も星も天空を巡ります。だから船には船が揺れても正確に時を刻む優れた時計、クロノメーター(Chronometer )が積まれました。航海術にはこれらに加えて羅針盤(方位磁針)や海図も必要でした。

市庁舎に翻るトリコロール旗downsize
(市庁舎に翻るトリコロール旗)
帆船時代の航海士はハイテクエリート
それに航海士は海図だけでなく、星座の位置や太陽や星の動きを勉強する必要がありました。つまり昔の航海のナビはハイテク機器と高度の訓練が必要でした。

街角のカフェにもクリスマスの飾りREVdownsize
(街角のカフェにもクリスマスの飾り)
小さな脳で航海士の技を持つ甲虫
同じような素子(神経細胞)なら、センサー(眼)の解像度、CPU(脳)の情報処理速度や記憶媒体(脳)の容量などは規模に比例します。
だから帆船時代の航海士の仕事を小さなフンコロガシ君がその小さな眼と脳でやってのけるのはまさに“神業”なのです。


ボルドーにはワインのカーヴがたくさんありますREVdownsize
(ボルドーにはワインのカーヴがたくさんあります)
単純な反射でも集まれば高度な行動に
昆虫には思考や感情は多分なくほとんど生得の反射で周囲を感知して行動していると言われます。それでもミツバチは高度な分業社会を、シロアリは空調付き大建築のアリ塚を作ります。これら社会性昆虫では単純な反射でも組み合わせれば高度な行動になるとされています。
ボルドーの地図
(ボルドーの地図)
教えて、フンコロガシ君
今回の研究は動物が天の川をナビに使っていることを初めて見つけました。フンコロガシ君は小さな脳でもまだ知られていないやり方で高度な情報処理が可能なのでしょうか?ひょっとしてその“ヒミツ”が分かれば画期的なソフトやハードやシステムが出来るかも知れませんね。

出典: natureダイジェスト2013年5月号P.6「天の川が甲虫の道しるべ」
関連記事: 日経サイエンス2013年6月号P.26「フンコロガシは星を追う」


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コメント

Re: フンコロガシくん!

鈴ッ!さま、コメントありがとうございます。小さい者にも自然の神秘は宿るんだ!と記事にしました。古代エジプトの人々が太陽神の化身と崇めた観察眼には感心しますね。

> こんにちは(o^^o)
>
> 素晴らしいですね!フンコロガシくんは神秘的なのですね。
>
> 大変 勉強になりましたぁ☆☆喜び

フンコロガシくん!

こんにちは(o^^o)

素晴らしいですね!フンコロガシくんは神秘的なのですね。

大変 勉強になりましたぁ☆☆喜び
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