憧れのSpitfireのお誕生日会に招かれて・・・

憧れのSpitfireのお誕生日会に招かれて・・・
Spit(スピットファイアー)大好きオジさんの夢

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(ショー開始前Spitファミリーの整列です)
Spit(Supermarine Spitfireスピットファイアー)大好きオジさんである僕の「作らねばプラモ」のストックには10箱弱の“早く完成してほしい”と待っているSpitたちがいます。今回はそんな一マニアの夢のような体験のお話です。

先出し関連記事はここをクリック↓
空(そら)物語と飛ぶことの実感+Spit出演

滑走路で待機中ポーランド303飛行隊Spitfire Vb BM597 REVdownsize
(滑走路で待機中、ポーランド303飛行隊衣装のSpitfire Vb BM597)




天才のデザインは時を超えて・・
スマートなシルエットの銀ピカSpitfire XIV RN201 downsize
(スマートなシルエットの銀ピカSpitfire XIV RN201、少し鼻が垂れたところがキュート)
Supermarine Spitfire、デザイナーはシュナイダートロフィー優勝機S5、S6を作った天才レジナルド・ミッチェル、1938年初飛行、日本式で言えば”98式戦”でゼロセンの2年先輩ながら朝鮮戦争でも現役だった傑作機です。

後ろ姿はやっぱりグリフォン系FAAのSeafire17 SX336 REVdownsize
(後ろ姿はやっぱりグリフォン系FAAのSeafire17 SX336)

永遠の憧れ、Spitのお誕生日会
飛行前点検中ポーランド303飛行隊Spitfire Vb BM597 REVdownsize
(飛行前点検中のポーランド303飛行隊Spitfire Vb BM597)
一番ダイスキなヒコーキ、Spitfire(スピットファイア)の生誕70周年(初飛行から70年目)を記念するエアショーが英国ケンブリッジ郊外のDuxford博物館の草っぱら飛行場で開かれる、しかもflyableなSpitたちが一堂に会するという後にも先にもない稀有なチャンス、これは会合をさぼっても、何を措いても行かねば!・・・と。

後ろ向きで牽かれていくIreland空軍SpitIX PV202 REVdownsize
(後ろ向きで牽かれていくアイルランド空軍Spitfire IX PV202)

「忙しいけどSpit詣ならOK」と言う“国際基準”とは?
後ろ姿のSq162のCodeのDuxford所属SpitXVI TD248 downsize
(後ろ姿の162中隊CodeのSpitfire XVI TD248 バブルキャノピーに雲が映る)
当時いた国際機関のボスはスコットランド人、会議日程も詰まり始めた頃、「Spitの記念エアショーに行くので休みをくれ」と頼むと「Great Britainの誇りSpitfireか、それなら休みを取って行ってよろしい」と快諾。どういう“国際基準”だ?!

SpitXIVc シリアル不明REVdownsize
(ショーを終えタキシング中のSpitfire XIVc シリアルは不明)

「君のSpitマニア度が合格だから協力しましょ」と、ロンドン大教授
陽光の中のSpitfire Vc Trop JG891 REVdownsize
(陽光の中のSpitfire Vc Trop JG891)
英国人にとってのSpit大好き、Spit贔屓は日本人のゼロセンに対する以上のものがあります、ときに。
ずっと以前に英国での開発を担当し、ロンドン大学の高名な教授に会社の者と一緒に、研究の協力と指導をお願いに訪ねました。もちろん初対面、高名な実力者なので皆、大緊張。

オランダ空軍SptIXc downsize
(オランダ空軍Spitfire IX 切断翼です)

「第19中隊Spit Vb初期型です」、まさに芸は身を助く
この角度のシルエットがステキ写真偵察型Spitfire XI REVdownsize
(Spitはこの角度のシルエットがステキ、写真偵察型Spitfire XI PL965)
で、会ったとたん、教授は私の襟のSpitのピンを見つけて突然「Spitfireは好きかね、じゃこれは?」と1枚の飛行機の絵を取り出しました。即座に「第19スコードロン所属のSpitfire Vbで、時期は1942年初めですね」(排気管、キャノピー、迷彩、コードレター、国籍マークなどから分かる)と答えると「Exactly、大正解」と大喜び、一気に座は打ち解け、これ以降とてもお世話になりました。
『芸は身を助く』とはこのことでしょうか。ちなみにこの教授、通勤は飛行機だそうです。

Sq162のCodeのDuxford所属SpitXVI TD248 の横顔downsize
(162中隊Code「CR」を描いたSpitfire XVI TD248の横顔)

底辺が広いイギリスのヒコーキマニアたち
複座型にレストアだが253中隊衣装のSpitfire IX PT462 downszie
(複座型にレストアですが253中隊衣装のSpitfire IX PT462)
当日の“参列者”は、Spitに乗っていたのかも知れない、勲章をぶら下げたもうご高齢の退役軍人とか、ヴィンテージ機のオーナーらしきお金持ちやデモ飛行パイロットの家族とか、軍関係とか、“ま、エアショーにはよくいるよね“という人たちだけでなく、若い人、女性、家族連れなども多く実に多彩で、観光地や遊園地みたいです。
このエアショーは誕生70周年記念で結構高いチケットを買ってケンブリッジ郊外の片田舎まで足を運ぶのに。英国は「飛行機好き」の層が厚く、マニアックなものではなくて結構ポピュラーなんだと実感しました。うらやましいですね。

タキシング中の銀ピカSpitfire XIV RN201 REVdownsize
(タキシング中の銀ピカSpitfire XIV RN201)

「1/1のSpitの作り方・飛ばし方」、レシピとマニュアルって・・・
ちょっと振った尾翼がチャーミングなマルタ島249中隊Spitfire Vc Trop JG891 downsize
(ちょっと振った尾翼がチャーミングなSpitfire Vc Trop JG891)
このショーの後で入手したのが、Spitの「オーナーのための」レストアのハウツウ本。
1.まずSpitの中古(もちろん1/1スケールの本モノ)を“購入”したら(いくらなんだ!)、
2.状態の良いマーリンエンジンを手に入れ(どこでだ?)、
3.足りない部品は手作りしながら“自宅ガレージ“で修理、調整をして(工場か!)、
4.”ご近所“で飛ばしてみる(英国にはまだ草っぱら飛行場がたくさんあるそうです)
・・までのやり方を紹介するという日本では信じられない本!!もちろん英国の本です。

“Supermarine Spitfire 1936 onwar (all marks) Owner’s Workshop Manual” 2007年 Dr. Alfred Price, Paul Blackah氏共著 Haynes Publishing(UK)、九頭龍わたる氏訳(2009年、大日本絵画)
多分SpitXVI シリアル不明downsize
(多分Spitfire XVIですが、シリアルは未確認です)

このままじゃ「作らねばプラモ」と同じ運命・・・
PRUブルーの写真偵察型Spitfire XI PL965 REVdownsize
(PRUブルーが美しい写真偵察型Spitfire XI PL965)
じつはこの記事、ブログを始めた一昨年秋から「いつか書こう」とずっと温めてきた話題です。
このままじゃ、“箱から出してはちょっとイジってまた箱にしまう「作らねばSpitプラモ」”と同じ運命になりそうなので、今回アップしました。これを機にまたSpitを載せますよ。

大きい文字文字色(ひょっとこ口がユーモラス、マルタ島249中隊code(T)の熱帯型Spitfire Vc Trop)

参考文献の一部です
機首から見たラインアップdownsize
(初日のショーが終わり、機首から見たラインアップ)

“Supermarine Spitfire 1936 onwar (all marks) Owner’s Workshop Manual” 2007年 Dr. Alfred Price, Paul Blackah氏共著 Haynes Publishing(UK)、九頭龍わたる氏訳(2009年、大日本絵画)

“RAF Squadrons; A Comprehensive Record of the Movement and Equipment of all RAF Squadrons and their Antecedent since 1912“ 1988年出版、元RAFのWing Commander、Jeff Jefford氏監修、1912年から現在まで、英国空軍のすべての飛行隊とその使用飛行場のデータと写真集です。日本では絶対にない(多分米国でも)タイプの超マニアック、かつ極めてマジメで科学的な本、私の宝物の1つ、ロンドンのRAF博物館で買いました。

ウキペディア掲載のRAFスコードロンレターリスト: モケイ作りに役立ちそう・・
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&langpair=en%7Cja&u=http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_RAF_Squadron_Codes


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コメント

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Re: おひさしぶりです

必殺遊び人さま、こちらこそお久しぶりです、そしてコメント感謝です。見ましたよ、飛行機プラモの合成写真、みんなすごくリアルで臨場感があって感心しました。必殺遊び人さんもSpitが事始めだったんですね。レベルのMk1、私も作りましたよ。主翼後縁のシャープさにさすが舶来と妙に感激しました。ちなみに数々の子供たちの襲撃を生き延びた私のSpit残存機最古参はエアフィックスのMk9です。

> pcが壊れていましたのでしばらくご無沙汰していました。先日おいでになってらっしゃったのに気付きましたのでまたこちらに伺いました。
> もう羨ましいの一言です。生で実機が見れるのですから、生まれて初めて模型を作ったのがレベル社のスピットファイアーでしたので私も思いれがあります。模型はもう何機も作ったのですが、その都度壊されたりと被害が多くて困りものですがすぐ新しい模型を作っては楽しんでいました。そして一機だけ生き残りがありましたので、これを合成写真にして掲載しました。
> http://gallery.nikon-image.com/128130039/albums/872555/
>
> もしよかったら見に来て下さい。

おひさしぶりです

pcが壊れていましたのでしばらくご無沙汰していました。先日おいでになってらっしゃったのに気付きましたのでまたこちらに伺いました。
もう羨ましいの一言です。生で実機が見れるのですから、生まれて初めて模型を作ったのがレベル社のスピットファイアーでしたので私も思いれがあります。模型はもう何機も作ったのですが、その都度壊されたりと被害が多くて困りものですがすぐ新しい模型を作っては楽しんでいました。そして一機だけ生き残りがありましたので、これを合成写真にして掲載しました。
http://gallery.nikon-image.com/128130039/albums/872555/

もしよかったら見に来て下さい。

Re: No title

HADAKINさま、いつも訪問、そしてコメント感謝です。1/1の実機を初めて見たとき、尾輪まわりや着艦フックが結構ゴツイとか、排気管の溶接が雑だとか、妙なところに“本物感”を感じました。でも模型と断然違うものの1つは音です、エンジン音。「マーリンの音色」は良く手記などに出てきますが、バリバリバリではなく、プルプル、ブーンとハミングのような乾いたマーリン系の音を初めて聞いたときは感激しました。少し音を拾っているビデオもありますが、サイズオーバーで載せられませんでした。

> 模型もいいけど
> やっぱり本物が全然カッコいいですねー
> 日本でやってるクラシックカーイベントとは
> ケタが違いますねー

Re: No title

エヌエフさま、いつも訪問、コメント感謝です。斜め前方ちょっと上から見る翼のフォルムとか、絶妙のバランスですよね、Spitは。同感です、Mk16など涙滴キャノピーはカッコいい、そしてなんで紫電改や疾風にはないんだろうとも思いました。ソ連パイロットのエアラコブラ好きの一因は透明度の高いキャノピーだって話もありますけど。イギリス人のヒコーキ好きは筋金入りで感心してしまいます。続編上げます。

> スピットファイアの流麗なるスタイル…いつみてもうっとりしますね。日本機ファンとしてはちょっとジェラシー^^;
> サッシレスの涙滴キャノピーとか、液冷エンジンを積んだノーズとか見るたびに、西洋は進んでいるなぁとか思ったものでした。
> それにしても…ボスの“国際基準”進んでますなぁ。こういうお国だからスピットのような素晴しい機を作れたんでしょうかね^^
> 美しい写真の数々、いつもありがとうございます。

No title

模型もいいけど
やっぱり本物が全然カッコいいですねー
日本でやってるクラシックカーイベントとは
ケタが違いますねー

No title

スピットファイアの流麗なるスタイル…いつみてもうっとりしますね。日本機ファンとしてはちょっとジェラシー^^;
サッシレスの涙滴キャノピーとか、液冷エンジンを積んだノーズとか見るたびに、西洋は進んでいるなぁとか思ったものでした。
それにしても…ボスの“国際基準”進んでますなぁ。こういうお国だからスピットのような素晴しい機を作れたんでしょうかね^^
美しい写真の数々、いつもありがとうございます。

Re: No title

りーさま、いつも訪問、そしてコメントありがとうございます。お父様も飛行機がお好きだったのでしょうか?だったら嬉しいです。イギリス人って結構ウェットなんですよ、アメリカ人なんかに比べて。良く言えば気持ちを汲む、悪く言えば引きずるって感じがあります。だから彼らの誇り、スピットファイアーをアジア人が好き!と言うだけでもうオッケーみたいな感覚だったのかな?と思っています。いつもりーさんご紹介の音楽を聴くのが楽しみだったのですが、1.2週間前からなぜか私のPCは音が鳴らなくなりました。とても残念ですし、申し訳ないのですが・・・原因不明なんです。

> こんばんは。
>
> 飛行機のことはまったくわかりませんけど、
> きっと主人の亡きお父様が戦時中の飛行機を熱く語っていたのと同じような情熱を感じました。
> 写真やらいろいろと飾っていましたから。
>
> これは何年か前のお話でしょうか?
> 面白いお話ですね。教授のお言葉・・・
> 私の感覚が「イギリス人らしい」という感じがしたのはなぜでしょう・・・?
> 行ったことはないのですけどね。不思議です。

No title

こんばんは。

飛行機のことはまったくわかりませんけど、
きっと主人の亡きお父様が戦時中の飛行機を熱く語っていたのと同じような情熱を感じました。
写真やらいろいろと飾っていましたから。

これは何年か前のお話でしょうか?
面白いお話ですね。教授のお言葉・・・
私の感覚が「イギリス人らしい」という感じがしたのはなぜでしょう・・・?
行ったことはないのですけどね。不思議です。
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