2億5千万年後の超大陸+南ブルターニュ寸景

2億5千万年後の超大陸+南ブルターニュ寸景
ちょっと先、2億5千万年後のお話

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(Quiberon)
こういう話は、壮大で夢があるとも、誰も確かめられないから無責任とも、浮世離れしたシャレとして愉しいとも、いろいろな受け止め方があると思いますが、「地質学者、見てきたような嘘を言い」と、酒の肴や茶飲み話として面白そう・・なので書いてみました。





南ブルターニュの寸景を添えます、何のつながりもないけど・・
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(Quiberon)
関連写真などある訳ないので、何のつながりもありませんが、南ブルターニュのまだご紹介していない寸景を添えます。


大陸は離合集散を繰り返す
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(Quimper)
ヴェーゲナーが唱えた大陸移動説の現代版プレートテクトニクス理論に従えば地球上の大陸は5億年から7億年くらいを周期にして離合集散を繰り返し、今は大陸がバラバラに散っている時代なのだそうです。


超大陸ロディニア、パンゲア、その次は?
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(Quiberon)
過去に遡ると、今の大陸が1つになっていた一番最近の超大陸が有名なパンゲア(Pangea、2億5000万年~2億年前頃)、その前、カンブリア紀よりちょっと前の超大陸がロディニア(Rodinia、10億年~6億年前頃)、もう一つ前がパノティア(Pannotia、15億年~10億年前頃)。
じゃ、未来は?2億5千万年後くらいにできる超大陸は、ノヴォパンゲア(Novopangea)、アメジア(Amasia)、パンゲア・ウルティマ(Pangaea Ulti)など3つくらい学説があるそうで、先生方は結構マジメにやりあってるみたいです。


「フューチャーイズワイルド」の背景描写
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(Quimper)
「フューチャーイズワイルド(Future is wild)」と言う5千万年、1億、2億年後に人類に代わって地球に栄える異形の未来動物たちを紹介した英BBCの面白い番組があり、その本も出ましたよね。
その“たくましい想像“の大事な前提の1つに未来の大陸配置があります。なぜならプレートテクトニクスによる大陸の離合集散は地球の気候と生物の多様性を大きく変えるからだそうです。ちなみに大西洋が閉じてできる超大陸ノヴォパンゲアを前提にしているそうです。


超大陸は生物多様性の乏しい世界
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(Quimper)
今ではバラバラの配置の地球の大陸ですが、恐竜が生まれる頃はパンゲアという1つの超大陸にまとまっていました。海の恵みをほとんど受けない乾いた内陸はどこまでも地続き、変化のないニッチに乏しい世界。動植物は数も種類も少なく生物多様性は乏しかったようです。


パンゲアのカケラに乗って漂う恐竜たち
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(Quiberon)
その後パンゲアはひび割れ始め、漂流し、かけらの陸地の気候は温暖湿潤になりました。各ピースに別れた大陸間では行き来もままならず、地球には多くの豊かな種類と数の動植物を育むニッチが豊富になりました。やがて、恐竜やその親戚(魚竜、翼竜)は陸に海に空にと、多様性を増しながらおおいに繁栄することになったのはご存じの通り。


ヒマラヤが軽すぎるんですけど・・
アイソスタシー
(アイソスタシー、つまり「アルキメデスの原理」で岩が岩に浮いている)
19世紀、まだヴェーゲナーが大陸移動説に行き着く前に、インドの地図を作るためヒマラヤなどを測量した英国の地理学者は「思ったより山が軽い」(重力異常が小さい)ことに気づきます。これをアイソスタシー、つまり「アルキメデスの原理」で説明したのが英国の当時の王立天文台長エアリー、だから大陸は動くと・・・。

岩だってアルキメデスの原理; アイソスタシー
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(Quimper)
重い海洋底の岩石の上に軽い陸地の岩石が氷山のように浮いていると・・。今でもこれはおおまかには正しいそうで、ざっくり平均すると地球は4-5千mの深さの海の重い玄武岩の海底(海の地殻)に海面上数100mの陸地(陸塊)が“浮いている”のだそうです。


「失われた大陸」は無い、陸地は沈めないから
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(Concarneau)
要するに「アルキメデスの原理」であるアイソスタシーのために大陸は沈むことはできない、横に動くだけ。だから「伝説の失われた大陸」はあり得ない。
それにしても小さい頃、挿絵つきでまことしやかに書かれたアトランティスやムーなど「失われた大陸」の話を“子供むけの科学の本”で読んでワクワクしたのはなんだったんだろう?


常に生まれ、常に消え、“若さ“を保つ海
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(Quiberon)
一方、海(海洋底)は海嶺のホットスポットでマントルから常に新しく作られ、その分古い部分は潜り込んで消えマントルになり再生されます。だからすべての海の底は陸地よりはるかに“若い”のだそうです。


無くなるのは大西洋か太平洋か
ノヴォパンゲア
(2億5千万年後の超大陸はノヴォパンゲアか?パンゲア・ウルティマか?)
このような原理で球体である地球の表面でいつくかの大陸が集合して1つの超大陸になるには2つの方式があります。
一度開いた海(今なら大西洋)がまた閉じる内向と別の(反対側の)海(今なら太平洋)が閉じる外向です。内向ならパンゲア・ウルティマが、外向ならノヴォパンゲアか、アメジアが2億年後の次の超大陸ということになります。パッと見あんまり変わらないんですけど・・。
どちらにせよ、日本は超大陸のど真ん中に、・・というか呑み込まれるのですが。


出典: 「超大陸;100億年の地球史」 “Supercontinent; Ten Billion Years in the Life of Our Planet” 2007年、Ted Nield氏著、松浦俊輔氏訳(2008年、青土社)
出典: “the FUTURE is Wild” 「フューチャー・イズ・ワイルド; 驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界」 2003年、Dougal Dixon氏、John Adams氏共著、松井孝典氏監修、土屋晶子氏訳(2004年、ダイアモンド社)


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コメント

Re: 人間が存在できなくなるって寂しいです

鎌倉いとうさま、いつも訪問、そしてコメントありがとうございます。1週間ほど出かけておりお返事が遅くなりました。確かに人類がやがていなくなるのはさびしいですね。でも人が実感できる時間、100年前から100年後、ひぃおじいさんからひ孫くらいまで・・・でしょうか? なら人類は元気だと思います。

> 地質学は宝石の範囲しか知りませんけれど、フォトンベルトに入って何が起きるか・・・一般の人間には予測が出来ないのが不安です。でも、科学者さんたちが教えてくださるので、興味津々ですけれど・・・。
> 犬の吠え方もわかりました。犬は飼い主の心を反映しているようですね?
> ありがとうございます。

人間が存在できなくなるって寂しいです

地質学は宝石の範囲しか知りませんけれど、フォトンベルトに入って何が起きるか・・・一般の人間には予測が出来ないのが不安です。でも、科学者さんたちが教えてくださるので、興味津々ですけれど・・・。
犬の吠え方もわかりました。犬は飼い主の心を反映しているようですね?
ありがとうございます。
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