バルセロナ番外編① ガウディの先生ムンタネーとサンパウ病院

バルセロナ番外編① ガウディの先生ムンタネーとサンパウ病院
ガウディの先生を訪問します

散歩して楽しい木々の緑と個性的な建物REVdoensize
(散歩して楽しい木々の緑と個性的な建物のサンパウ病院)




両翼の張出が優美な病院正面入口downsize
(両翼の張出が優美な病院正面入口)
アントニオ・ガウディ(Antonio Plácido Guillermo Gaudí y Cornet)(の作品群)に会うため、ただそれだけのためにスペインのカタルーニャ州(Catalunya)バルセロナ(Barcelona)を訪れたお話は以前ご紹介しましたが、ガウディの作品紹介で目いっぱいになりガウディの先生リュイス・ドメネク・イ・ムンタネー (Lluís Domènech i Montane)の建物をご紹介できませんでした。今回は遅ればせながらムンタネーをご紹介するバルセロナ街歩き番外編です。

過去のバルセロナ/ガウディの記事はここをクリック↓
憧れのガウディに会いに行く南欧バルセロナ
体温を感じるガウディの建物バルセロナ紀行後編


イスラムの香りをアールヌーヴォーに込める
内装のガラス鏡アーチ木枠が絶妙な質感を醸すdownsize
(内装のガラス鏡アーチ木枠が絶妙な質感を醸す)
100年近く経った現在でもガウディの作品には「近未来」の香りがします。一方、先生のムンタネーはイベリア半島のイスラム教文化とキリスト教文化の融合を足場にアールヌーヴオーに向かって一歩近代に進めた、でもバランス、荘厳、堅実も重んじていて懐かしさと落ち着きから安心感がある。だからガウディほどのインパクトはない。ムンタネーはようやく近代と言う陸地に上陸した両生類なのかな?

ムンタネー先生の作品はサグラダ・ファミリアを挟む対角線上に・・
病院を一歩出るとサグラダファミリアが遠望できるdownsize
(病院からまっすぐ先にサグラダファミリアが遠望できる)
有名なガウディのサグラダ・ファミリア(Temple Expiatori de la Sagrada Família)を挟むまっすぐの対角線の両側にムンタネーの作品サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)(北東)とカタルーニャ音楽堂(Palau de la Musica Catalana)(南西)はあります。


入口からいきなり高い装飾性
いきなりエントランスから装飾性が高いREVdownsize
(いきなりエントランスから装飾性が高い)
まずムンタネーの代表作の1つ、サン・パウ病院を訪れました。病院正面ファサード(Facade)に立つともうそこから華麗な装飾の妖しい世界に誘い込まれます。


それぞれ個性のある建物群
どこから見ても建物のバランスが絶妙な配置REVdownsize
(どこから見ても建物のバランスが絶妙な配置)
サン・パウ病院はいくつかの建物群から構成される規模の大きな施設です。それぞれの建物と装飾は形も印象も異なりみな個性的。ムンタネーはそれぞれに違うメッセージを込めたのでしょうか?


病院に明るさと楽しさを・・・ムンタネーのメッセージ
力強く空を指す正面の時計搭downsize
(力強く空を指す正面の時計搭)
しかし、「病院」として改めて見るときちんとバランスが取れた構成です。保守か、革新か、ムンタネーの本音はどちら?でも、病院の機能として明るさや楽しさ、安らぎなどを与える建物をカタチにしたムンタネーはさすがです。病院なのですが、中を散歩していて楽しい。


金色のドームはアラビアの香り
アラブの香りも漂う鮮やかな色タイルと華麗な装飾のドームdownsize
(アラブの香りも漂う鮮やかな色タイルと華麗な装飾のドーム)
中でもひときわ目立つ色鮮やかなタイルで飾られた金色のドーム屋根が目をひきます。直線とアーチを組み合わせ幾何学文様で飾られたドームは“アラビアの香り“でしょうか。暗赤色の石の外壁と妙にマッチしています。


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一歩入ると楽しい裏切りの別世界
一歩入ると暖色のパステル色が天井心を和む1905年とはREVdownsize
(一歩入ると暖色のパステル色が天井心を和む1905年とは)
建物の中に入ってみると、ある意味裏切られる別世界。重厚な赤褐色の石造りの外観に対してピンクなど淡い色合いのタイルで彩られたアーチ、温もりを感じる木の扉。こういう演出はガウディと似ています。むしろ弟子ガウディに”遺伝”したのでしょうか。サンパウ病院は1902年の着工、アーチに1905など年号が入っていますが。何の記念?


天窓に射す陽にブルーのステンドグラスが美しい
見上げた天井の少しブルー挿したステンドグラスが美しいdownsize
(見上げた天井の少しブルー挿したステンドグラスが美しい)
天井からの光をたどって見上げると真上にステンドグラスの天窓があります。薄黄色に中心に向かってグラデーションのようにブルーを挿したデザインに陽が透けて美しい。


すそ飾りのようなステンドグラス
窓から塔を望むさりげないステンドグラスがアクセントREVdownsize
(窓から塔を望むさりげないステンドグラスがアクセント)
大きく取った窓の一部にまるですそ飾りのようにさりげなくステンドグラスがはめ込まれ、外の風景を窓越しに見るときに洒落たアクセントになっています。絶妙な構成です。


観光などしてて、叱られないでしょうか?ここは現役の病院
訪れた当時病院はまだ現役で救急車がいますdownsize
(訪れた当時病院はまだ現役で救急車がいます)
サンパウ病院は世界遺産であると同時に現役の病院で(訪問当時)、救急車も2台いました。拍子抜けするほどまばらな観光客のそばを病院のスタッフが足早に行き交います。なんか「いちゃまずいのかな?」という気分になりました。でもここは世界遺産、ちゃんとペナントもあります。

小さいながらも世界遺産を示すペナントもタイルですREVdownsize
(小さいながらも世界遺産を示すペナントもタイルです。私の靴はご愛嬌)

視線が変わることが細部まで計算されたデザイン
建物入口も曲面と装飾で個性的REVdownsize
(建物入口も曲面と装飾で個性的)
このような規模の大きい建物群ではファサードの門から中庭を通り1つの建物に近づきその入口から内部に入る、その刻々見る者の視線(角度と距離)が大きく変わりますが、それを予期したかのように、全体から細部の装飾まで変化とバランスが心地よく計算されたデザインです。やっぱり訪れて中から見ることで2次元の写真では味わえない良さが分かります。

直線の力強さと曲線の柔らかさがバランスした病院正面downsize
(直線の力強さと曲線の柔らかさがバランスした病院正面)
所縁のあるらしい逸話がモザイクで描かれていますdownsize
(所縁のあるらしい逸話がモザイクで描かれています)

地図は載せません
病院周辺の通りは静かで人影まばらdownsize
(病院周辺の通りは静かで人影まばら)
一歩出ると病院横の通りは人影まばらです。世界遺産の観光スポットとは思えない静かさ。
今回は敢えて建物の位置を示す地図は載せません。行ったときの私の体験からも、多分今も、歩くならセキュリティへの配慮が必要と思うからです。以下は危険地区も併せて示した観光地図、ご参考まで。

カタルーニャ観光(新しいウェブ頁2016/12/11更新

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Re: No title

Naviaさま、いつも訪問そしてコメントありがとうございます。工事中でしたか、残念ですね。中に入ってみて、写真などで見るのとは違う印象を感じる空間でした。ぜひ機会があれば再訪されては。Naviaさんのブログのイタリアの話題いつも楽しみに拝見しています。

> はじめまして!私もいつもこっそりお邪魔させてもらっていましたが、今回はついお礼を言いたくて!というのは去年ここを訪れたんですが(宿もこの近所でした)工事中のため入れなかったんです。すばらしく楽しい建築の中に居るときっと病気も早くなおってしまうだろうなと思って、すごくすごく興味があったのですが工事中。こうして中を見れてうれしいです。パステルな天井もステンドグラスも自分が入院していたら、目が覚めたらコレなら本当に素敵だと思いました。どうもありがとございます!!

No title

はじめまして!私もいつもこっそりお邪魔させてもらっていましたが、今回はついお礼を言いたくて!というのは去年ここを訪れたんですが(宿もこの近所でした)工事中のため入れなかったんです。すばらしく楽しい建築の中に居るときっと病気も早くなおってしまうだろうなと思って、すごくすごく興味があったのですが工事中。こうして中を見れてうれしいです。パステルな天井もステンドグラスも自分が入院していたら、目が覚めたらコレなら本当に素敵だと思いました。どうもありがとございます!!

Re: 面白かったです

りーさま、コメントありがとうございます。私もバルセロナを訪れて初めて知ったのです。アラビアとヨーロッパの様式の融合、あるいは、ガウディ作品のルーツを実感して面白かったです。文化遺産を現役で使うってヨーロッパの余裕が感じられていいですね。あとさきですが、いつも素敵な音楽と話題ありがとうございます。

> はじめまして。
>
> いつも読んでいて、一味変わった紹介をされていらっしゃるなあと思っていましたけど、今回の建物は面白いですね!
> ガウディの師の建物ですか。初めて知りました。
> 不思議な建物ですね・・・これが現役の病院だなんて、日本と違って、いいなあと思いました。

面白かったです

はじめまして。

いつも読んでいて、一味変わった紹介をされていらっしゃるなあと思っていましたけど、今回の建物は面白いですね!
ガウディの師の建物ですか。初めて知りました。
不思議な建物ですね・・・これが現役の病院だなんて、日本と違って、いいなあと思いました。
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