オシッコのかけ合いで縄張り争いする魚シクリッド+北仏オンフルール

オシッコのかけ合いで縄張り争いする魚シクリッド+北仏オンフルール
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オシッコ合戦
(見えても臭わないとシクリッドのオシッコ合戦は止まらない)
喧嘩っ早い伊達もの、シクリッド
色鮮やかで美しい淡水魚シクリッド(Cichlid、カワスズメ)は縄張り意識が強く2匹を同じ水槽に入れると競争相手を威嚇します。
どうやらガン見に続いてオシッコをかけ合い臭いで競うようなのです。





強いオシッコに逃げる
(強いオシッコに逃げる)
美しい仲間の多いシクリッド
シクリッドはエンゼルフィッシュ、ティラピア、ディスカスなどの仲間、スズキ目のシクリッド科(Cichlidae、カワスズメ科)で約2500種がアフリカ、アジア、アメリカなど世界中にいます。
シクリッドの過去記事です↓(クリックで飛びます)
構造湖で高速進化したシクリッドたちの遺伝子のヒミツ
2つのアゴを持つ一芸に秀でた何でも屋シクリッド


時が止まったような静かな旧港downsize
(時が止まったような静かなオンフルールの旧港)
ノルマンディーの童話のような港町オンフルール
最近、故あってフランスにもダイビングにも行けていません。せめて北フランスはノルマンディー地方の港町オンフルール(Honfleur)の過去記事フォトを添えます。
オンフルール 訪問の過去記事です↓(クリックで飛びます)
かくれんぼの路地と隠れ家ホテル;オンフルール再訪[後編]
深まりゆく藍色の街に灯が暖かい;オンフルール再訪[中編]
得も言われぬ狐の嫁入り;オンフルール再訪[前編]


暮色がるレストランに灯が入るREVdownsize
(暮色が迫るとレストランに灯が入る)
尿を青く染めオシッコのかけ合い喧嘩を見る
喧嘩のときシクリッドはオシッコをかけ合っているんじゃない?・・と出典著者、スイスのDario-Marcos Bayani氏らは青い染料でシクリッド、Neolamprologus pulcher のオシッコを青く染めることで水中での放尿を見えるように工夫して観察しました。出典の写真ではシクリッドは真っ青に染まっています。

オンフルール港総督の館 La lieutenance dHonfleur downsize
(オンフルール港総督の館 La lieutenance d'Honfleur)
仕切りの穴の有無でオシッコ情報(化学シグナル)を探る
穴なし透明仕切りだと水を行き来せず伝わるのは「見た目」(視覚情報)だけですが、穴開きの透明仕切りだと「見た目+オシッコ情報」(視覚+化学シグナル)のやり取りが出来ます。

見えないと平和
(見えないし臭わないなら喧嘩っ早いシクリッドたちも平和です)
見えても匂わない透明仕切りを挟んで放尿合戦
2匹のシクリッドを不透明な板で仕切っても何も起こりません。次に穴なしの透明な仕切りでは大きい方も小さい方(弱い方)も互いに仕切りに向かって突進して突然Uターンしお尻を向けて何度も放尿します。外見だけでは優劣がつかないのか?

ガン見
(見えるとまずはガン見する、小っちゃくても譲らない、そしてオシッコ合戦へ)
見えて匂う仕切りなら強い者が勝つ
ところが、見えてかつ水が行き来して臭いが伝わる穴開きの透明仕切りでは、大きい方の尿が小さい方の水槽に伝わると小さい方は退散します。つまり、自然環境下と同じ結果になりました。

出典の青いシクリッド
(出典の青いシクリッド、尿が青く染まり放尿回数が計測できる)
魚も「オシッコ・コミュニケーション」
ワンちゃんは散歩のときにオシッコでマーキングして「ボク、今日ここに来たよ」と伝えますが、サカナ、少なくともシクリッドにとっても尿を介した化学物質によるコミュニケーションは重要であるようです。

見聞きできるものだけがコミュニケーションじゃない
魚は他にも電界や紫外線でもコミュュニケート(競合相手を威嚇するなど)するようです。人間にとって分かりやすい(検出が容易な)、視覚(体色やディスプレイ)、聴覚(鳴き声など)などによる動物のコミュニケーションはよく研究されていますが、シクリッドの放尿のように人間(観察する研究者)にとって分かりにくいシグナルはあまり研究されてこなかったようです。でも調べればまだまだあるかも?と出典著者は指摘しています。

(出典のURLはリンク貼っていませんのでコピペでご訪問ください)
出典:”To pee or not to pee: urine signals mediate aggressive interactions in the cooperatively breeding cichlid Neolamprologus pulcher” Dario-Marcos Bayani et al. Behavioral Ecology and Sociobiology (2017) 71: 37. doi:10.1007/s00265-016-2260-6
http://link.springer.com/article/10.1007/s00265-016-2260-6
出典:”Fish communicate through their urine” Matt Blois Science 21 April 2017 Vol 356, Issue 6335
http://www.sciencemag.org/news/2017/01/fish-communicate-through-their-urine?utm_campaign=news_weekly_2017-01-27&et_rid=208065204&et_cid=1129223


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テーマ : パリ、フランス - ジャンル : 海外情報