からだのスケジュール管理をする小さな時計たち+フランス街角の時計

からだのスケジュール管理をする小さな時計たち+フランス街角の時計

Dijonノートルダム大聖堂(Cathedrale Notre Dame)の裏手は人影まばらで静かですdownsize
(フランス、ディジョン(Dijon)のノートルダム大聖堂(Cathedrale Notre Dame)裏手の時計)
個性あふれるフランス、欧州街角の時計たち
今回は時計のお話につき添えるフォトはフランスやヨーロッパの街角で出会った個性あふれる時計たちです(すべて過去記事フォトの再掲)。





Eze小さな鐘楼はパステルでオシャレですdownsize
(フランス鷹ノ巣村エズ(Eze)の小さな鐘楼はパステルでオシャレ)
スポーツにも勉強にもベストの時刻がある
スポーツの記録更新には夕方が良く、昼食後2時頃は試験成績や仕事の効率がガタっと落ちます。
このようにからだの働きは、脳の活動も含めて、一日単位のスケジュール表に沿って、意識しないまま粛々と行われます(心身ともに健康ならですが)。これが概日性リズム、circadian rhythmです。


パリVandome広場近く何気なく角に据えられたレトロな時計は素敵ですREVdownsize
(パリ、ヴァンドーム(Vandome)広場近く、通りの角のレトロな時計)
からだのスケジュール管理は生物時計で
このような「からだのスケジュール管理」を行うのが生物時計(体内時計)、biological clockです。
(注!概日性リズムは決して俗に言った「バイオリズム」ではありません、念のため)


からだ中の小さな時計たち
この規則正しい生活を支えるのが体中の至る所にある、たくさんのとっても小さな時計、生物時計なんだ、と言うサイエンス小ネタです。このような研究分野をその名も「時間生物学(chronobiolog)」と言います。

Rouen大時計(Gros Horloge)下を行き交う人々downsize
(北フランス、ルーアン(Rouen)の大時計(Gros Horloge))
臓器の時計がこわれると病気に・・
ネズミ君(マウス)の肝臓の時計を壊すと(脳の“ビッグベン”SCNや他の臓器の時計が正常でも)肥満になってしまい、膵臓の時計を壊すと糖尿病になってしまいました。うつ病も生物時計が関わっている疑いがあります。

ライトアップされたHonfleur市庁舎の白壁が美しいdownsize
(北フランス、オンフルール(Honfleur)、ライトアップされた市庁舎の時計)
単細胞カサノリも時計を持ってます
単細胞生物でもちゃんと生物時計があります。キノコのような形をしたカサノリは単細胞ですが生物時計を持っています。カサノリの光合成は昼盛んですが夜は行わず、一日単位でリズミカルに変動します。真っ暗闇に入れてもこのリズムは消えず、単細胞なのに生物時計が働いていることが分ります。

切り刻んでも小さな時計がコチ、コチ
しかも遺伝情報DNAのある細胞核を含む部分(根)を切り離しても一日周期の光合成リズムは消えません。柄の部分をバラバラに切り刻んでもリズムを刻みます。小さな細胞の中のあちこち(細胞器官)にとても小さな時計があることが分ります。

VilleFranche 黄色いかわいい教会downsize
(南仏ヴィルフランシュシュルメール(Villefranche-sur-Mer)、黄色い教会と時計)
生き物の老舗、シアノバクテリアの時計
27億年前頃に生まれ最初の光合成生物として大気の酸素を作り出した「生き物の老舗」、単細胞のシアノバクテリア(藍藻)にもちゃんと時計がありそうです。夜明け前の暗いうちから光合成の暖機運転を始め、日没前に光合成は閉店にしてしまいます。これは時計がなければできない技です。

みなとみらい強風の夕方観覧車には誰も乗ってないdownsize
(横浜みなとみらい、大観覧車の電光時計)
エアライナーで高速移動すると時差を感じる
海外旅行では時速1000km近くのエアライナーで東へ、西へと移動しますが、到着後数日は不愉快な時差を味わいます(最悪なのが日本から米国西海岸への出張でした)。

生物時計が時刻合わせについてゆけない
時差は生物時計(たち)が、日の出、日没など一日の時を刻むタイミングが急激に変化することについて行けなくなり、色々な体の働きのタイミングが狂い不調を訴えるために起こります。

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(パリ16区La Muette、今はレストランの旧駅舎の時計)
脳の底にあるビッグベンSCN
生物時計はヒトなど哺乳類では脳の底の辺り、SCN(視交叉上核、suprachiasmatic nucleus)にあり、 “ビッグベン”のように摂食、代謝、生殖、免疫、自律神経など全身のリズミカルな働きを中央集権的にスケジュール管理していると思われていました。

生物時計は地方自治
意外なことにヒトの色々な臓器にあるローカルな時計がヒトの健康を直接左右するようなのです。つまりは体の中のスケジュール管理は地方自治権が大きいようです。(もちろん、“ビッグベン”SCNの働きも大きいのですが)

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