ムクドリは液体ヘリウムの群れでタカから逃れる + 帝都ウィーン(再)

ムクドリは液体ヘリウムの群れでタカから逃れる + 帝都ウィーン(再)
ゲームソフトが明かす1つの生き物のように舞う群れ戦略

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ムクドリの群れ旋回のしくみ
(ムクドリの群れ一斉旋回のしくみ)
何千ものムクドリが「1匹の龍」となって空を舞う
ムクドリ(椋鳥、Starling)は何百羽、何千羽と群れて目まぐるしく形を変えながら、まるで「大きな1匹の龍」が大空を自在に舞うように群れます。(欧州の例なのでムクドリ科(Sturnidae)の鳥です。出典著者Lallensack氏はこの舞う群れを” murmuration”と言っています。
Murmurationの画像




仲良く首をふりふりお馬さんがゆくREVdownsize
(仲良く首をふりふりお馬さんがゆく古都ウィーン)
会議は踊る帝都ウィーン
ダンスを踊るようなムクドリの飛翔のナゾは液体ヘリウムだった・・と言うサイエンス小ネタ。舞踏つながりで「会議は踊る」ウィーン会議の舞台、いにしえの帝都ウィーンのフォトを添えます(再掲)。
ウィーンの過去記事はこれ↓クリックで飛びます
ウィーンには秋が良く似合う、帝都の残り香
巣を張るだけがクモじゃない蜘蛛の糸の技術革新+古都ウィーン番外編


ホーフブルク王宮へ続く路REVdownsize
(ホーフブルク王宮(Hofburg)へ続く路)
変幻自在、予測不能なのに一糸乱れぬマスゲーム
ムクドリたちは一斉に一糸乱れず動き、しかもその方向と群れの形は予測不能でランダムに見えます。大空を自在に踊るようにも見えます。

「10時上空タカ!右バンク15度」→「右15度」を伝言ゲーム
ムクドリの群れにはこれまで2つのナゾがありました。どのようにして一斉に一糸乱れず方向転換できるのか?果たしてタカなどの捕食者から身を守るに役立っているのか?

シュテファン大聖堂(Stephansdom)downsize
(シュテファン大聖堂(Stephansdom))
テレパシー説まで飛び出したムクドリ群れのナゾ
他の鳥と同じ方向に向かうようなモデルではムクドリの群れの動きは説明出来ませんでした。ナゾなのでテレパシーを使っているなんて説もありました。

群れのムクドリを1羽づつ追う最新の画像解析ソフト
そこでムクドリの群れの動きをビデオ撮影し、コンピューターソフトを使ってその映像からその1羽、1羽の動きの軌跡を克明に追って解析したそうです。


「隣りと同じ旋回角でスピン」するのがミソでした
すると「となりの鳥と正確に同じ旋回角でスピンする」ことで方向転換するモデルで説明できたそうです。ムクドリの群れの旋回は一握りの個体の旋回から始まり、秒速20から40mの一定のスピードで群れ全体に伝わり、0.5秒ほどで群れ全体が旋回します。まるでたくさんの小さな方位磁針が磁石を近づけると一瞬で一斉に針を振るように・・・。

颯爽と席をぬってゆくカフェのスタッフdownsize
(颯爽と席をぬってゆくカフェのスタッフ、ウィーンはカフェ発祥の地です)
ムクドリとヘリウムの量子力学的な関係
しかも個々のムクドリの振る舞いは超液体である液体ヘリウムの1つ1つの原子の「量子力学的な振る舞い」とそっくりだったそうです。一定速度で旋回が群れに伝わることと良く合うそうです。

「超流動」で容器から逃げてしまう液体ヘリウム
絶対零度近くまでヘリウムを冷やすと液体になりますが、「超流動」を起こし容器に入れておいてもいつの間にか“逃げ出して”しまいます。この超流動や各原子のスピンが常に揃い一斉反転するのは液体ヘリウムの量子力学的な振る舞いだそうで、ムクドリの群れはこれとそっくりと言う訳です。

全艦一斉回頭
(全艦一斉回頭で攻撃をかわすのと同じなの??)
左舷に魚雷!全艦取り舵いっぱい!
また、旋回角を揃えることが、群れが素早く一斉回頭して敵の攻撃をかわすのに一番有効な方法であることを進化の過程で獲得したのだろうと出典著者は推察しています。
例えば、艦隊が魚雷奇襲攻撃を一斉回頭でかわすのと同じなのでしょうか?


神々の黄昏REVdownsize
(「神々の黄昏」、ホーフブルク王宮彫像のシルエット)
ムクドリの群れを3次元で再現したゲームソフト
そこで、ムクドリの群れの1羽1羽の映像解析からコンピューター上に3次元でヴァーチャルなムクドリ群れを再現し、これをタカ役のプレーヤーが襲うと言うゲームソフトを作り「ムクドリ狩りゲーム」をやってもらいました。

「タカ」役プレーヤーの完敗に終わりました
すると「タカ」役のプレーヤーにとってヴァーチャル・ムクドリを捕えるのはとても難しいことが分かりました。なぜなら、3次元空間を無数のヴァーチャル・ムクドリが予測不能に飛び回るので的が絞れないし、そもそも特定の1羽をずっと追うことが無理だからです(→このゲームソフト、売れると思いません?)。
なお、2次元ではこの「群れの効果」は再現できなかったそうです。


量子力学で天敵タカをかわすムクドリってすごい!
やっぱりムクドリの群れとその動きはタカなど捕食者から身を守るのに役立っているんです。しかも、何百、何千と言うムクドリが一糸乱れず一斉に機動できるのは量子力学と同じ原理だったと言うのも驚きですね。

【余談】ヒコーキのStarlingはムクドリではありません
ちなみにヒコーキのStarlingは椋鳥とは似ても似つかぬ怪鳥でムクドリじゃなくスコットランドの街の名前です。スターリングの過去記事です↓
規制を守って翼を切られた怪鳥の悲喜劇、スターリング物がたり

以下リンクは貼っていません。ご興味あればURLをコピペください。
出典: “Flocking starlings evade predators with ‘confusion effect’” Rachael Lallensack氏、Science誌記事2017年1月17日:http://www.sciencemag.org/news/2017/01/flocking-starlings-evade-predators-confusion-effect?utm_campaign=news_weekly_2017-01-19&et_rid=208065204&et_cid=1114691
出典: “How bird flocks are like liquid helium” Marcus WooJul氏、Science誌 2014年7月27日:http://www.sciencemag.org/news/2014/07/how-bird-flocks-are-liquid-helium
出典: “The confusion effect when attacking simulated three-dimensional starling flocks” Benedict G. Hogan, Hanno Hildenbrandt, Nicholas E. Scott-Samuel, Innes C. Cuthill and Charlotte K. Hemelrijk, Royal Society Open Science vol.4 2016:http://dx.doi.org/10.1098/rsos.160564
出典: ウキペディア記事「ヘリウム」、「超流動」、「ムクドリ」:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E6%B5%81%E5%8B%95
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%AA


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無鉄砲と臆病者のチームで生き抜くイトヨ + パリ郊外モレ・シュル・ロワン

無鉄砲と臆病者のチームで生き抜くイトヨ
+ パリ郊外モレ・シュル・ロワン

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実験水槽でイトヨの度胸を試す
(実験水槽でイトヨの度胸を試す)
印象派シスレーの愛したパリ郊外モレ・シュル・ロワン
パリからRERでちょっとお出かけのモレ・シュル・ロワン(Moret-sur-Loing)は、最後まで印象派を貫いた画家シスレー(Alfred Sisley)が愛した村、そのフォトを添える「無鉄砲と臆病者のチーム・イトヨ」と言うサイエンス小ネタです、水辺つながりで・・。
モレ・シュル・ロワンの過去記事です、クリックで飛びます↓
シスレーが愛したモレシュルロワン、バラと岸辺のレストラン
ワンちゃんにはご飯をあげよう+パリ郊外モレシュルロワン番外編





シスレーが愛した堰と水の村downsize
(シスレーが愛した堰と水の村モレ・シュル・ロワン)
サカナだって個性があります
「動物にも個性がある」、「集団で行動する動物も多い」ことはいろいろな例や自らの経験からも納得できます。じゃ、動物の集団(社会)と動物個体の個性との関係は?

開けた水面は危険
(開けた水面ではイトヨは丸見え、危険がいっぱい)
ひとりだけと仲間と一緒では行動が違うのでは?
出典著者Christos C. Ioannou氏らは野生のイトヨ(糸魚 Gasterosteus aculeatus)80匹を使ってイトヨがどのくらい危険を冒して餌を取ろうとするかを、1匹づつの場合と集団の場合について調べました。

石の壁にファンタジーな花屋さんREVdownsize
(石の壁にファンタジーな花屋さん)
開けた水面には危険がいっぱい
自然環境下の開けた水面は鳥などの捕食者から丸見えの危険地帯。餌は欲しいが餌(甲殻類など)開けた水面では捕食者(大きな魚や鳥)に見つかるかも?水槽を泳ぎ渡ることはイトヨにとって「危険を冒す」行為なのです。

Loing川の堰 その3downsize
(ロワン(Loing)川の堰)
覆いのシェルターを出る勇気を試す
実験室の水槽の片隅はカバーで覆われここにイトヨを放します。その反対側に餌を置き、イトヨが餌まで行くにはカバー覆いを出て上から丸見えの水槽を泳いでゆかなければなりません(「実験室だから鳥はいないよ」って言ってもイトヨには分かりませんし)。

のんびりした辻角のレストランREVdownsize
(のんびりした辻角のレストラン)
「慎重」も「無鉄砲」もイトヨの生まれつきです
1匹づつイトヨを試すと、なかなか覆いから出ない「臆病者」もいれば、迷わずさーっと泳いでゆく「無鉄砲な奴」もいて、何度か繰り返してもそれぞれの個性は変わらなかったそうです。


何も考えず飛び出すヤツ、10分以上迷うヤツ
餌を見つけてシェルター覆いを出て水槽に泳ぎだすまでの“躊躇”の時間は平均160.4秒ですが、その数値の幅はなんと5秒(考える前に飛び出す)から733秒(10分以上、餌はとっくに逃げてる)までバラついています。

かわいい看板のインテリア小物屋さんdownsize
(かわいい看板のインテリア小物屋さん)
群れると個性が相殺される
そこでイトヨたちを10匹のグループ(臆病者も無鉄砲も居る)で水槽に入れて同じテストをやってみると・・・両者の平均的な成績になりました。でもなぜ?

集団は個性を薄め全体のサバイバルに繋がる
出典著者Ioannou氏らの説明(=解釈)はこうです。
1. 無鉄砲はすぐに飛び出すが仲間がついてこないので待つ
2. 臆病者は仲間に遅れないよう少し勇気を奮って早めに出る
3. その結果、グループの行動は臆病者と無鉄砲者の中間の最適時間に落ち着き、
4. この行動が経験も浅く弱い存在であるイトヨ若者たちのサバイバルに繋がるらしい
・・とのことです


ちょっと変わった水車downsize
(ちょっと変わった水車)
若者は群れて暮らすイトヨ
まだ「所帯を持つには未熟な」イトヨの若いオスたちは群れます。その方が餌も得やすく、敵にも襲われにくいからでしょうね。リーダーもいない若いイトヨたちはどういう集団行動を取るのでしょうか?・・・と言うのが出典著者たちの興味であったようです。

個性を活かす集団が生き残る
動物だって、魚だって、ヒトと同じ、それぞれに「個性」があり、また、仲間も居て、それで「社会」を作っています。色々な個性を活かしながらみんなで厳しい自然環境を生き抜くイトヨはたくましいですね。

城塞の面影を遺す石の門downsize
(城塞の面影を遺す石の門)
仲間がいてこその個性です
これまで集団の行動(心理)の研究では個性(=個体差)を顧みず、個の行動の研究では集団となる効果に着目してこなかったのだそうで、その意味でこの研究はユニークなのだそうです。身の回りの日常を振り返れば個性が光るときも、仲間の力を頼るときもありますね。イトヨの個性と仲間意識に注目したこの研究は面白い視点だと思います。

以下はイトヨの余談(と出典)です。ご興味あれば「続きを読む」をクリックください


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赤ちゃん言葉の声に仔犬は耳を傾け、成犬は知らんぷり、なぜ?+ブルターニュの美しき島ベル・イル

赤ちゃん言葉の声に仔犬は耳を傾け、成犬は知らんぷり、なぜ?
+ブルターニュの美しき島ベル・イル(再)

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【もう一度の御礼です(ちょっとウレシイもあって)】先の記事でトータルアクセス100万回超えをご報告いたしました。これも皆さまの温かいご支援の賜物♡♪、心から重ねて感謝を申し上げますとともに、これからも頑張りま~す。Levalloisbee


つい赤ちゃん言葉で話しかける
(つい赤ちゃん言葉でワンちゃんに話しかけてしまう)
ネットニュースにもなりました
この話題、最近のネットニュース(出典①)にもありましたから、ご存じかも知れませんね。
そこで、元ネタの科学論文(出典②③④)から面白そうなところ少し掘り下げてご紹介してみます。





ルパレ港に続く深い入り江に寄り添うような街並みdownsize
(ルパレ港に続く深い入り江に寄り添うようなベル・イルの街並み)
ブルターニュの「美しき島」ベル・イル
フランス南ブルターニュのベル・イル(Belle Ile en Mer)の写真を添えます(再掲)、何のつながりも無いですが。
ベル・イルの過去記事です↓(クリックで飛びます)
南ブルターニュのその名も「美しき島」ベルイル フランス街歩き番外編
かわいい肉食系、ヒドラは海の老舗 + ブルターニュの美しい島ベルイル


仔犬は駆け寄り成犬は無視
(仔犬は駆け寄り成犬は無視)
赤ちゃんやワンちゃんにはついつい「赤ちゃん言葉」に・・
誰でも赤ちゃんや幼児には「赤ちゃん言葉」で話しかけます。そして飼い主はワンちゃんにも「赤ちゃん言葉」のように話しかけます。じゃ、ワンちゃんたちはどう反応しているのでしょうか?

赤ちゃんやワンちゃんには高い声でゆっくり話しかける
何人かのボランティアに大人、子供、ワンちゃんかネコちゃんに「わぁ、かわいい!いい子ちゃんね」とか、“同じ言葉”を話しかけてもらいました。すると子供やワンちゃんには高い声(よく通る)でゆっくりと話しかける傾向だったそうです、大人に話すのとは全く違って。

のどかに舫うヨットたちdownsize
(のどかに舫うヨットたち)
声だけでも駆け寄る仔犬たち
そこでワンちゃんに話しかけた声を録音して、その声だけ(人の姿はない)を動物保護施設の仔犬(飼い主がいない)に聞かせてみると、10匹中9匹の仔犬が興味を示して駆け寄ってきたそうです。

オトナになれば声だけじゃ動かない
同じテストを成犬に対して行ってみるとまるで違う結果でした。成犬たちは初めちょっと聞き耳を立てただけでその後は無視してしまいました。(出典②③)(出典②③)(出典②③)

成犬は言葉よりも所作や行動で察する
出典③著者Nicolas Mathevon氏(仏Lyon大学)らは、
1) 仔犬たちは飼い主の言葉(メッセージ)を学ぼうとしているので声にひかれるのではないか、
2) そして成犬になると言葉よりも飼い主の所作や行動で意図を察するようになる、だからもはや「声だけ」では反応しなくなるのではないか。(例えば、「リードを持ったからお散歩だ!」と察するようなことでしょうか)


淡いブルーが空に映える瀟洒な建物downsize
(淡いブルーが空に映える瀟洒な建物)
異論も・・
違った見方もあります。この研究論文をScience誌トピックス(出典②)として紹介したVirginia Morell氏は「仔犬たちに言葉を教えようとしているとは言えない」観点もあると少し前のDenis Burnham氏らの論文(出典④)を引用しています。

「母音のしゃべり方」と言う違った観点からみると・・
引用の出典④著者Denis.Burnham氏(豪Western Sydney大学)らは、母親は大人に対してより、幼児に対しては、より高い声で(高周波数で)、母音をよりはっきりと話しかける、それが、英語、ロシア語、日本語など、どんな母国語でも。そしてそれが、幼児が言葉を覚える助けになると述べています。

赤ちゃん語は感情を込めることの副産物か?
つまり、私たちはワンちゃんたちに言葉を覚えて欲しくて高い声で話すのだろうか?幼児やワンちゃんに話しかけるときいの高い声は感情をこめて話す結果の「副産物」ではないのか?・・と言う疑問です。

荒野にポツンと立つ灯台は白に赤が印象的REVdownsize
(荒野にポツンと立つ灯台は白に赤が印象的)
相手や話す対象次第で話し方が変わる
この出典④著者Denis.Burnham氏らは12人のお母さんに彼女たちの生後6か月の子供、彼女たちの飼いイヌか飼いネコ、そしてアカの他人の大人に対して、3つのおもちゃ;sheep(ヒツジ)、shoe(くつ)、shark(サメ)について話してもらい録音しました。

相手が愛おしければ話し方も変わる、ワンでもニャンでも
すると、声の高さ(周波数)、感情のこもり具合、母音の「はっきり度」が相手次第で違いました(そりゃそうだ)。

ルパレ港の夕暮れdownsize
(ルパレ港の夕暮れ)
我が子には母音をはっきり発音・・
「母音のはっきり度」では“優しいヒツジさん”が“どうでもいい靴”や“恐いサメ”より際立っていましたが、その違いが自分の子供に対する方が、飼いイヌ/ネコや大人に対するより一層差が際立っていました(うん、納得ではあります)。ちなみに対ワンちゃんと、対ネコちゃんでは差が無かったそうです。

ママは思わず気持ちを込め高い声で話す
つまるところ私たちはわが子や飼い犬を愛するがゆえに、また、お話する対象が優しいものであればあるほど、感情を込め、高い声で、母音を明瞭に発音してしまう、それがヒトの性(さが)ってもの、別に言葉を教えようと思わなくても・・てことじゃないのか?・・・。

話すことは愛を伝えるステキな遺伝子の贈り物
私たちは話すとき、その相手が誰であるか(愛する対象か、どうでもいい人か)で話し方も変わります。話し言葉には文字で書ける情報以上のはるかに豊かなコミュニケーションが込められているってことでしょうか?

愛する者たちにはたくさんお話しよう
言葉を話せるのはヒトだけです。話しかけることは優しさや愛おしさを伝える、優れた、大切な遺伝子からの贈り物です。赤ちゃん、幼児に対するのと同じように、仔犬たちにはたくさん話しかけてあげるのが良いのでしょうね。

ヒトとワンちゃんとの関わりは先史時代から・・・
もちろんこれらは1つの研究成果ですし、ワンちゃん、ネコちゃんたちにはそれぞれ個性(個体差)があって必ずしも“平均的な”行動を取るとは限らないでしょう。それでもこのような観点でヒトとコンパニオン・アニマルとの関わり合いを見つめてみることも有意義だと思うLevalloisbeeです。

ワンちゃんとヒトとの関わりに過去記事はこれです↓(クリックで飛びます)
apprivoiserは特別な絆最初のヒトの友はワンちゃん(+パリ1区8区歩き)
白目でヒトとワンちゃんは目くばせする 行き付けBarとカフェ
ワンちゃんにはご飯をあげよう+パリ郊外モレシュルロワン番外編
ワンは平和なコミュニケーション+パリを彩る花たち


以下出典にリンクは貼っていませんので、ご興味あればコピペしてください
出典①:AOLニュース2017・01・20 「子犬は人から赤ちゃん言葉で話しかけられるのがやっぱり大好きだった!英研究で判明」:http://news.aol.jp/2017/01/18/dog/
出典②:” What dogs hear when we talk to them” Virginia Morell Science Jan. 10, 2017
出典③:”Dog-directed speech: why do we use it and do dogs pay attention to it?” Ben-Aderet T, Gallego- Abenza M, Reby D, Mathevon N. 2017 Proc. R. Soc. B vol.284: 20162429.:http://dx.doi.org/10.1098/rspb.2016.2429
出典④:” What's New, Pussycat? On Talking to Babies and Animals” Denis Burnham, Christine Kitamura, Uté Vollmer-Conna Science 24 May 2002:Vol. 296, Issue 5572, pp. 1435 DOI: 10.1126/science.1069587:http://science.sciencemag.org/content/296/5572/1435


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蚊の必殺仕事人グッピーが環境破壊なの?+”Wooden Wonder” モスキート

蚊の必殺仕事人グッピーが環境破壊なの?+”Wooden Wonder” モスキート ~ 蚊が媒介する感染症との戦い(2) ~

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気が付かない間に先月末にトータルアクセスが100万回を超えておりました。拙いブログにも関わらず皆さまの温かいご支援の賜物と心から感謝と御礼を申し上げます。改めて少しでも中身のあるブログ記事にせねば、と(遅まきながら)気を引き締める次第です。ありがとうございました。Levalloisbee

グッピーは必殺仕事人か環境破壊者か
(グッピーは必殺仕事人か?環境破壊者か?)
蚊が媒介する感染症との戦い
・・・の続きです。前編はここをクリックください↓
ジカ熱に善戦するキューバ;蚊が媒介する感染症との戦い(1)+南仏エクサンプロヴァンス




伝統のボウフラ・バスターズ、グッピー
前編でご紹介したように、蚊はマラリア、デング出血熱、ジカ熱など多くの熱帯感染症を媒介する中間宿主です。優れたワクチンなど未だなく、衛生環境の劣悪だった戦前から、熱帯、亜熱帯の旧植民地諸国では蚊の駆除の切り札として、その幼虫であるボウフラを食べてくれるグッピー(Guppy、Poecilia reticulata)を湖沼に放流しました。

理不尽な運命の必殺仕事人、グッピー
ところが、グッピーは「理不尽な」判定をされそうなです。蚊駆除の「必殺仕事人」として各国でもてはやされたのに今度は生態系を壊す「容疑者」になってしまいました。

美しき天敵モスキート
(美しき天敵”Wooden Wonder”ことDH.98モスキート)
美しき天敵「モスキート」
グッピーの“仮想敵“、蚊(mosquito)がらみで”Wooden Wonder”ことモスキート(DH.98 Mosquito)のフォトを添えます。一説によれば「モスキートの流麗なデザインはカワカマスをヒントにした」とも。サカナとモスキートは他人の空似と言う過去記事はこれ↓
サカナですけど練習次第で歩けます!生きた化石の発生可塑性+Wooden Wonderモスキート~「生きた化石」その3~

モスキトーの心臓マーリンエンジンdownsize
(モスキートの心臓マーリンエンジン; ロンドン郊外RAF博物館)
グッピー放流の不都合な4つの証拠
出典著者のカナダのヴィクトリア大学Rana W. El-Sabaawi氏らは蚊撲滅目的でグッピーたちを水系に放つことが不適切であると4つの点を挙げています。
1. グッピーが「蚊の幼虫、ボウフラをよく食べてくれる」実験結果は野外では当てはまらない
2. グッピーの繁殖力は旺盛で強力な侵入種になり得る(数で圧倒する)
3. 放たれたグッピーの封じ込めは難しい(オープンな水系に放たれるため)
4. グッピーは在来種の餌と棲み処を奪い、環境を悪化させる(排泄アンモニアが水質を悪化させる)


蚊だけでなく在来種も駆逐するグッピー
ところが、放流されたグッピーたちは競争力のある「外来種」として地元の生態系を壊しているようなのです。グッピーは繁殖力が強くすぐに殖え、在来種のニッチ(餌と棲み処)を奪ってしまうそうです。

モスキトーB35 RAF博物館にてdownsize
(モスキートB35 RAF博物館にて)
グッピー、腹が減ればボウフラでも喜んで食べますが・・・
そもそもグッピーが蚊駆除の必殺仕事人であるとの科学的根拠もちょっと怪しいそうです。実験室で絶食したグッピーにボウフラを与えたら良く食べたそうですが、そりゃ腹が減れば何でも食べるから当たり前です。実際に野外ではグッピーはボウフラよりは在来種の餌を食べてしまうそうです。

もともと雑食です、グッピー
そもそも野生のグッピーは藻の切れ端、昆虫の幼生など無脊椎動物、と幅広く餌にし、また、環境次第で餌を器用に切り替えます。実験室でボウフラを食べても野外でもっと入手し易い餌(他の魚の餌も含めて)があればそちらを食べるのです。

なるほどカワカマスなモスキートdownsize
(なるほどカワカマスなモスキート)
グッピーのオシッコ(NH4+)が水系を汚す
それだけではなく湖沼、河川などの水系に排泄物のアンモニアを大量に放出し水系環境そのものを変えてしまっているそうです。富栄養化した湖沼、河川では藻が繁茂しグッピーとはニッチを競わない在来種まで影響を受けているそうです。

ワクチンのない感染症対策にグッピーへの期待は高い
もちろん一方で、やはり蚊が媒介する感染症撲滅のためにはグッピーの放流を進めるべきとの見解もあります。特に最近感染が拡大しているジカ熱、デング熱には未だ有効なワクチンもなく、途上国ではグッピーは現実的な対抗策なのかも知れません。

正確無比の高速パスファインダーMosquitoこれはB35downsize
(正確無比の高速パスファインダー、モスキート、これはB35)
「トロイの木馬」、遺伝子組み換えの蚊
新しいアプローチとして、グッピー放流の代わりに抗生物質なしでは成虫になれないよう遺伝子改変した蚊を放って蚊を減らしマラリア原虫媒介を抑える方法も2009年から南米を中心に試行中です(※)。これは組み替え遺伝子の拡散リスクと言う別の懸念もあります。自然と同じ組み換えが出来る遺伝子編集ならこのリスクを克服できるかも知れませんが・・。(※:日経サイエンス2017年3月号P.31「蚊で蚊を退治」)

今やネットでDIYのグッピー放流
グッピーで蚊を制圧する試みは現在でも感染症に苦しむ熱帯、亜熱帯諸国で引き継がれています。新しくはジカ熱、デング熱駆除のため2013年にパキスタンの、2015、2026年にブラジルの水系に放流されました。今やネットではグッピー放流を”DIY“で行う方法まで紹介されているそうです。

RAF博物館の一等席に展示されているモスキートdownsize
(RAF博物館の一等席に展示されているモスキート)
グッピーの二律背反
パンデミック(pandemic、感染症の世界流行)の制圧か、環境の保護か、今回ご紹介のかわいい「グッピー」の扱いは悩ましい二律背反の問題です。
これを解決するのは(前編でご紹介したキューバのような)昔ながらの公衆衛生の向上と(CRISPRなどを用いる)最先端の遺伝子編集でしょうか。


今こそ間尺に合った妥協を・・・
まずは必要な科学的データを集めること、そしてその地域に暮らす人々がこれを十分理解したうえで自らが政策を決めてゆくことなのでしょうね。
持続可能な環境施策とは、あくまで合理的、科学的な根拠に基づきながらも、一方で、当事者である住民が納得できるスマートな、つまりは「間尺に合った」ある種の妥協ではないでしょうか?・・と思うLevalloisbeeです。


おまけ:Mosquito B Mk.35 諸元
全長 12.497m、全幅(wing span) 16.51m、全高 5.309m
主翼面積(wing area) 40.469平方m、自重 6,638kg、全備重量(loaded weight) 11,431kg
エンジン R.R. Marlin 113/114 1690馬力×2 (双発)
最大速度 時速668km、上昇限度(service ceiling) 12,800m、航続距離(range) 2,235km
防御武装 なし、爆弾搭載量 4000ポンド(1.814トン)×1発


出典URLにリンクは貼っていませんので、参照の際はコピペしてください。
出典:”Biodiversity and ecosystem risks arising from using guppies to control mosquitoes” El-Sabaawi RW氏他Biology Letters誌 12: 20160590
http://dx.doi.org/10.1098/rsbl.2016.0590
出典:” Ecologists raise alarm over releases of mosquito-killing guppies” Kelly Servick氏 Science誌 Oct. 25, 2016 DOI: 10.1126/science.aal0304
http://www.sciencemag.org/news/2016/10/ecologists-raise-alarm-over-releases-mosquito-killing-guppies?utm_campaign=news_weekly_2016-10-28&et_rid=208065204&et_cid=940904


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生桜エビはレンコンがお供のかき揚げで

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生桜えびのかき揚げですdownsize
(生(なま)桜えびのかき揚げです)
生桜エビはかき揚げで
生(なま)の桜エビを頂いたのでかき揚げにしてみました。
小柱などいつものかき揚げでは玉ねぎを添えていますが、今回、桜エビの食感、風味に合いそうなレンコンも加えてみました。





おおよそ2対1対1の割合downsize
(おおよそ2対1対1の割合です)
レンコンと海塩がポイントです
出来上がりの見た目はイマイチですが、海塩(フランス産Fleur de Sel)を一振りして食すると、桜エビの甘味とレンコンの食感が際立ってとてもおいしいです。

材料はコレダケシンプルなかき揚げですdownsize
(材料はこれだけ、シンプルなかき揚げです)
材料はシンプルです
具の材料

生桜エビ 100g
レンコン 50g
玉ねぎ 50g


衣の材料
小麦粉、片栗粉 適量
卵 1個


フランスの海塩(Fleur de Sel)

下ごしらえしたかき揚げの具REVdownsize
(下ごしらえしたかき揚げの具)
下ごしらえは手を抜かずに
レンコンは皮を剥き、水にさらしてから水気をふき取って数mm角に切る
玉ねぎも同じく数mm角に切る
「具」として生桜エビ、レンコン、玉ねぎを混ぜ、残っている水気をキッチンンペーパーで吸い取っておく
かき揚げの「粉」として小麦粉と片栗粉を約1:1でよく混ぜたものを用意する
卵は溶き冷水で薄め「卵液」を作る
「粉」の一部に「卵液」を少しづつ加え、たらすとポタポタと落ちる程度の「タネ」を作る


タネを少量入れるdownsize
(タネを少量入れる)
いよいよかき揚げを揚げます
揚げ油を菜箸から泡が出る程度に熱しておく
「具」に少量の「粉」をまぶしてから「衣液」を加え、直ちに揚げ油に落とす
しばらく揚げ、浮いてきた時に竹串で何か所かを刺して油が行きわたるようにする
途中で裏返しキツネ色になったら取り出し油切りをする

鍋肌から入れて寄せるdownsize
(鍋肌から入れて寄せ、浮き上がってきたら竹串を通す)

かき揚げの完成ですdownsize
(かき揚げの完成です: 盛り付けはもう少し勉強が要るようです)
熱いうちに海塩を振って召し上がれ
熱いうちに海塩少々を振っていただきます。
作り方は簡単、生桜エビとレンコンの相性が良いのでぜひ作ってみてください。

塩の花downsize
(フランスの海塩(Fleur de Sel):かき揚げに良く合います)
生桜エビ販売元ですdownsize
(生桜エビ販売元です)

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ジカ熱に善戦するキューバ;蚊が媒介する感染症との戦い(1)+南仏エクサンプロヴァンス

ジカ熱に善戦するキューバ;蚊が媒介する感染症との戦い(1)
+南仏エクサンプロヴァンス
~ 貧しくとも国民の知恵と工夫と協力があれば感染症と戦える ~


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カリブ海諸国のジカ熱国内感染者数
(カリブ海地域に蔓延するジカ熱と戦うキューバ)
20世紀の革命家が去りましたね
キューバ革命を成し遂げたF.カストロ元議長が亡くなりましたね。革命政府は功罪半ばであったようですが、少なくともキューバの保健医療制度に関しては世界に誇れる成果だと思います。




オークル色の光に包まれた盃型の噴水downsize
(南仏エクサンプロヴァンス、オークル色の光に包まれた盃型の噴水)
熱帯、亜熱帯で猛威を振るうジカ熱
ジカ熱(Zika fever)はウイルス(ジカウイルス、Zika virus)がひき起こす感染症で中南米、西アフリカ、東南アジアなどを中心に世界的にひろがりつつあります。ジカ熱のウイルスはネッタイシマカ(Aedes aegypti)などのヤブカが媒介し、カリブ海地域でも猛威をふるっています。

ジカ熱患者数
(ジカ熱国内感染者数)
貧しくとも知恵と工夫でジカ熱に善戦、キューバ
このジカ熱に立ち向かい、お金がなくても政府と国民の知恵と工夫で必死に防ぎ、成功している小国があります、キューバです。

ミラボー大通りに並ぶカフェREVdownsize
(ミラボー大通りに並ぶカフェ)
陽光の南仏エクサンプロヴァンスのフォトを添えて・・
陽光あふれるイメージで南仏エクサンプロヴァンス((Aix-en-Provence))のフォトを添えます(再掲)(キューバは行ったことないので・・)
エクサンプロヴァンスの過去記事はこれです↓
朝の庭が素晴らしい4つ星ホテル-南仏エクサンプロヴァンス(3)
心地よい光と風、セザンヌの刻印に誘われてエクサンプロヴァンス街歩き(2)
陽光あふれる噴水の街憧れのエクサンプロヴァンス(1)


100万人あたりジカ熱患者数
(人口100万人あたりジカ熱感染者数)
ジカ熱との戦いの優等生キューバ
まず先の表を見てください。何万、何千のジカ熱感染者を出している周辺のカリブ海諸国と比べ、キューバは国内感染者3名と圧倒的に少ない感染者数に抑え込んでいます。これは先進国米国のフロリダ州と同レベル。さすがに水際で完全に遮ることは難しく輸入症例(感染者の入国)は30名ですが。

保健医療の優等生キューバ
※1:人口1千人あたりの医師数2010年(WHO)[人]
※2:平均寿命男女2015年(WHO)[歳]
※3:新生児死亡率(1000人出産当たり)2013年(WHO)[人]
※4: Rankings by Country of Average Monthly Disposable Salary (Net After Tax) (Salaries And Financing)
★:日本は1人(188位)で世界最高位のレベル

極貧国なのに医師の多さは日本を凌ぐ
更に驚異的な比較表を見てください。キューバは医療のレベルが途上国中では飛び抜けて高い国です。もちろん保険・医療の政策・制度が優れているからで豊かだからではありません。特に1人当たりGDPと比較すれば信じられないほど潤沢な医師数が揃っています。これは革命後カストロ政権が保険医療に優先的に取り組んできた成果です。

エクサンプロヴェンス街角の古い噴水downsize
(エクサンプロヴェンス街角の古い噴水)
蚊の駆除こそ熱帯感染症予防のかなめ
熱帯感染症(tropical diseases)を媒介する重要な宿主、中間宿主の1つは蚊です。マラリアの原虫はハマダラカが、デング熱やジカ熱のウイルスはネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどのヤブカ属が主に媒介します。


ミラボー大通りのカフェ店内downsize
(ミラボー大通りのカフェ店内)
国民全員で蚊の駆除に取り組むキューバ
キューバではジカウイルスを媒介する蚊の駆除を徹底して行いジカ熱封じ込めに成功しています。軍まで動員して徹底的に殺虫剤を噴霧する荒っぽい対策もありますが、封じ込め成功の大きな要素はキューバ国民の保健衛生意識の高さとホームドクターの存在だそうです。

陽だまりの四頭のイルカの噴水REVdownsize
(陽だまりの四頭のイルカの噴水)
デング熱に対する勝利が伏線
実はキューバの対ジカ熱善戦には伏線があります。1980年代にアメリカ大陸でデング熱が流行、感染者は34万以上になりました。キューバはデング熱(dengue fever,)を媒介するネッタイシマカを駆除するために殺虫剤の集中噴霧、全国的な報告システム、各省庁の協力枠組み、一般市民への啓蒙活動、蚊に刺されたかの自己チェックを大人はもとより子どもにも奨励し、デング熱の流行を4カ月で終息させました。

南仏の陽に木陰が濃いミラボー大通りの並木REVdownsize
(南仏の陽に木陰が濃いミラボー大通りの並木)
ボウフラが湧く水たまりには罰金を
日ごろから衛生と健康に気を配り怪しいと思えば無料で診てもらえるからです。キューバでは医療も教育も無料です。そして最も効果的だった施策が家や庭などに雨水などが貯まる容器や空き缶を放置する罰金を科される法律だったそうです。デング熱でもジカ熱でも感染者がいないか、戸別訪問も行っています。まさに知恵と工夫と協力の成果、見習うところ大ですね。

感染症アウトブレークを招く「不都合な真実」
IPCCの報告書が示すように、炭素貯金(石炭、泥炭、石油、シェ-ルガス、天然ガスなど)を取り崩し二酸化炭素をこれまでにないハイペースで大気に放出する(ヒツジさんのメタンのゲップも含め)ことで、例えば、蚊の生息域が広がり、様々な感染症リスクを高めています。
トランプさんが何と言おうと「人為的地球温暖化」は科学に基づく「今そこにある危機」、「不都合な真実」です。


苦難の道が続く医療先進国キューバ
未だ続くアメリカの経済制裁、かって重要な支援国だったソ連の崩壊、やむなく中国から買う医薬品も高価・・・と蔓延地域のカリブ海でジカ熱と一人善戦するキューバもこのままでは「刀折れ、矢尽きる」かも知れません。「キューバモデルはもはや崩壊」とも言われているようですし。

日本に売り込むほど高いバイオ技術でジカ熱ワクチン自力開発
数年前さる独法でバイオのアドバイザーだったときに、日本にバイオ技術の売り込みに来たキューバの方々とお話しをする機会がありました。その高い研究技術水準に、不勉強だった私は感銘を受けました(残念ながら当時の日本-キューバ関係下ではdeal支援は難しかったのですが・・・)。
現在キューバはジカ熱ワクチンを自力開発中です。翻ってワクチン後進国日本はどうするのでしょう?


健康医療のかなめは保健衛生意識
医療のかなめは予防です。疾病予防、特に感染症予防のかなめは国民一人一人の保健衛生意識です。貧しくとも高い医療水準を維持し、ジカ熱に善戦するキューバに学ぶところも多々あるように思うLevalloisbeeです。

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・・・・・・・・・・・・・・・・科学記事の場合当面(2016/04/27~)以下を貼る・・・・・・・・・
【お知らせ】
過去記事リスト「生き物とちきゅうのお話」の記事が増えてきましたので、次の6つに仕分けしてみました。
仕分け名をクリック↓すればそれぞれのリストに飛びます。

human男の子REVヒトが歩んだ道、ヒトの進化と体の機能

brain虹色彩、視覚、夢のフシギと脳のしくみ

animalワンちゃん動物: ワンちゃん、海の生き物、石になった者

birdコガラ鳥、翼竜、空を征した者たち

flowerばらの花花や植物と虫たちの小さな世界

earth地球ちきゅうと気候、気象のかかわり



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沖縄ルート渡来のご先祖は最古の釣り針を使ったシーフードグルメ+竹富島(再)

沖縄ルート渡来のご先祖は最古の釣り針を使ったシーフードグルメ
+竹富島(再)


あけましておめでとうございます。旧年中は拙いブログにも関わらずご訪問ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。正月早々少し長い記事ですが、イラストと竹富島の写真と見出しを拾い読みしてみてください。Levalloisbee

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後期旧石器時代の釣り人REVdownsize
(後期旧石器時代の釣り人はシーフードグルメ)
沖縄から渡来のご先祖さまはシーフードグルメの海の民
世界最古の釣り針を作った、南から海を越え渡来したご先祖さまは漁の匠にしてシーフードグルメな海の民だったと言うサイエンス小ネタ、沖縄つながりで先島諸島の竹富島のフォトを添えます。
竹富島歩きの過去記事です↓(クリックで飛びます)
すてきな授業「君が“君の中”で一番得意なもの」
動物の熱中症対策、ゾウの耳、コウモリの翼、ステゴザウルスの鎧板 +竹富島番外編





けだるい午後の竹富島フェリー乗場downsize
(けだるい午後の竹富島フェリー乗場)
世界最古2万3千年前の釣り針が沖縄で発見
3つとされる日本渡来ルートの内、海のルートの最初の橋頭保、沖縄では今、3万年~4万年前頃まで遡る遺跡や遺物が続々と発見されています。今回ご紹介の2万3千年前(同じ地層の木炭の放射性炭素年代測定による)の世界最古の釣り針もその1つです。
3つの日本人渡来ルートの過去記事です↓
アフリカを出て袂を分かった兄弟姉妹が日本で再会 石垣ダイブ再び

緑の中のシーサーdownsize
(緑の中のシーサー)
ユニークな貝器の釣り針
更に驚くのは(他地域の遺跡の骨製などの釣り針とは異なり)この釣り針は貝殻を加工した「貝器」であることです。早速2014年に新聞報道され、今年2016年には一流科学誌に論文が掲載されました(文末の出典を参照ください)。

白砂の道と緑が青空に映えるdownsize
(白砂の道と緑が青空に映える)
注目の沖縄南部サキタリ洞遺跡
沖縄本島の南部、南城市のサキタリ洞遺跡は2009年から沖縄県立博物館・美術館が発掘調査を開始し、これまでに、1万3千年前の石英製の石器、2万~2万3千年前の貝器(スクレイパーやビーズ)
1万2千年前の人骨や石器、9千年前の「押引文土器」が出土しています。


花を食べるシーサーdownsize
(花を食べるシーサー)
沖縄のご先祖は漁の匠、海の民
今回発見の最古の貝器の釣り針が出土した2万3千年前頃の地層からは川のウナギ属、海のブダイ属、アイゴ属の骨が見つかっていて、これらは世界最古の釣り針で釣った釣果らしいのです。

フェリー乗船券売場の跡downsize
(フェリー乗船券売場の跡)
ご先祖は調理もしていたシーフードグルメ
他にも食べたモズクガニの爪、淡水貝カワニナ、火を使った跡の焼け土も発見され、シーフードを調理していたようです。沖縄に暮らしたご先祖の後期旧石器人は結構なシーフードグルメだったみたいです。
縄文人もシーフード・グルメの過去記事です↓
縄文人は海鮮グルメ、おこげが語る世界最古+北フランス、ドーヴィルの雨

「イェーイ、ベイビー」downsize
(「イェーイ、ベイビー」)
地域の根ざした独自の沖縄貝器文化
沖縄遺跡の貝器は今回発見の釣り針のほか、狩猟に使う矢じり、漁の網のおもり、食べ物などの容器、更には魔除けと、様々な生活道具に使われていたようで、沖縄の先史文化の大きな特徴だそうです(日本の他地域で出土の貝器が装飾品であるのとは違って)。

郵便局を守るシーサーREVdownsize
(郵便局を守るシーサー)
貝器には加工した痕と使った痕がある
サキタリ洞遺跡からはマルスダレガイ科二枚貝の工具、クジャクガイの工具、ツノガイや小型の二枚貝の装飾品の3種、23点が出土しており、刃を鋭くするために人為的に打ち欠いた「加工痕」や、使用に伴う磨滅・光沢・傷痕から分かる「使用痕」が見られたそうです。

ハイビスカスREVdownsize
(ハイビスカスです)
後期旧石器時代の「和風総本家」サキタリ
これらの貝器は食材を切ったり、何かを加工したりしていたのではないかと推測され、完成品とともに加工中の未完成品の貝器も出土しました。サキタリ洞は後期旧石器時代の「和風総本家」の工房でもあったようです。

青空に向かって白砂の道の伸びているdownsize
(青空に向かって白砂の道の伸びている)
新たな大地、日本列島への渡来3ルート
2000万年前から1500万年前頃にかけて日本海とともに出来た日本列島にもやがて3万年~3万5千年前頃には出アフリカを果たした現生人類(Homo Sapience)が主に3つのルートで渡来したようです。
日本海のでき方の過去記事です↓
お餅でシミュレーションする日本海の作り方+北仏オンフルール番外編

冒険の海の渡来ルート「台湾→沖縄」を再現する
その内、最も冒険に富む海の台湾→沖縄ルートについては、今年2016年、国立科学博物館の海部陽介氏の研究グループが「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」として草舟で渡航再現を試みたことがマスコミ報道されましたし、拙ブログでもご紹介しました。
海部氏のプロジェクトです↓(リンク貼っていますのでクリックで飛びます)
国立科学博物館新たな冒険!3万年前の航海 徹底再現プロジェクト

海を渡らければ世界制覇はできない
現生人類が出アフリカ後、全世界に広がっていった途上では、日本列島渡来のように、何か所かで必ず海を渡らねばならず、海の環境への適応が必須だったと思われます。

石器時代から太平洋で広く海の暮らし
一連の発掘調査により沖縄の島で3万5千年から1万3千年前にかけてヒトが住み、漁労をしていたことが分かりました。これまで旧石器時代の海のくらしの遺跡はインドネシアとニューギニアに限られていましたが、後期旧石器時代すでに西部太平洋の低緯度から中緯度の広い地域で漁労など海の暮らしの文化があったようです。

石を使わない地域に根差した貝器文化
サキタリ洞をはじめ後期旧石器時代の沖縄の遺跡からは石器がほとんど見つからないそうで、沖縄では石器の材料の堅い石は入手難だし大きな獲物動物も少なく鋭利な石器はあまり必要でもなかったようです。沖縄の貝器文化は沖縄固有の自然環境に即した個性的で優れた文化であったらしいのです。

サキタリが古代の海の技術に光を当てる
サキタリ洞には今回発掘した地層よりも古い時代の地層も残っており、今後の調査の進展が期待されている注目の遺跡だそうで次の研究成果が楽しみですね。今回の日本人研究者によるサキタリ洞の発掘と貝器など遺物の発見が、海を渡って世界に広がっていった石器時代の人々の海の暮らしと技術を明らかにしてゆくさきがけになればいいですね。

出典はリンク貼っていませんので参照されるときはURLをコピペしてください

出典:”Advanced maritime adaptation in the western Pacific coastal region extends back to 35,000–30,000 years before present” 藤田祐樹氏、山崎真治氏、海部陽介氏ら Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America誌 vol.113 No.40 P.11184, doi: 10.1073/pnas.1607857113
http://www.pnas.org/content/early/2016/09/13/1607857113.abstract
出典:”World’s oldest fishhook found on Okinawa” Science誌 Vol 353, Issue 6306 23 September 2016
http://www.sciencemag.org/news/2016/09/world-s-oldest-fishhook-found-okinawa?utm_campaign=news_weekly_2016-09-23&et_rid=208065204&et_cid=830762
出典:「沖縄の貝器文化を探る」山崎真治氏、沖縄県立博物館・美術館 学芸員コラム
http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/column/column095/index.html
出典:「国内最古の貝器出土 南城サキタリ洞、旧石器初」琉球新報2014年2月16日
http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-219549.html


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エビとカシューと九条ネギの炒め物、不思議な味と食感のハーモニー

エビとカシューと九条ネギの炒め物、不思議な味と食感のハーモニー
~ パクリとひとヒネリのハイブリッド・レシピ ~

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エビとカシューと九条ネギの炒めものdownsize
(エビとカシューと九条ネギの炒めものです)
不思議な味と食感のハーモニー
エビのプリっとした食感、ネギの香りと旨味、カシューナッツの濃厚なコクと食感がフシギにハーモニーな一品になりました。九条ネギがもう少し多くてもいいかも?
主役のエビは背中から深くハサミを入れることで炒めるとプリっと開きます(背ワタも取りやすくなりますし)。





下ごしらえした主な材料ですREVdownsize
(下ごしらえした主な材料です)
パクリ&ひとヒネリながら一味違うおいしさ
再び大好きな料理TV番組「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」のレシピ(2016年7月20日)「海老とクルミのピリ辛炒め」(★)を“パクリ&ひとヒネリ”、中華の定番「鶏とカシューナッツの炒めもの」との“ハイブリッド・レシピ”です。でも多分、また一味違ったおいしさになったと思います。

ニンニクネギの白い部分を炒めカシューを戻すREVdownsize
(ニンニクネギの白い部分を炒めカシューを戻す)
やっぱり別に炒めるカシューです、塩少々が味を引き締め
クルミをカシューナッツに置き換え、ピリ辛をやめることに合わせて甘さを抑えたレシピです。あっさり仕上げるため、ごま油はサラダ油に替えました。わずかな量ですが、塩が味をしめるポイントです。カシューナッツを別に予め炒めておくのもコツです。

エビの両面を焼いておくREVdownsize
(エビの両面を焼いておく)
合わせ調味料は2倍作って再現性を高める
再現性を高める(もう一度作っても同じ味になる)ため、わざと合わせ調味料を2倍量作りその半量を使います。

最後に九条ネギの青い部分を合わせるdownsize
(最後に九条ネギの青い部分を合わせる)
さぁ、材料と下ごしらえ
エビはしっかり下処理をしておきます。
●エビ(ブラックタイガー)10尾(約200g):調理ハサミで背中からやや深く殻に切れ目を入れる→殻をむいて背ワタを取る→日本酒に15分浸し、水洗い→水切り後、片栗粉でもみ洗い→再度水洗いして水気をぬぐっておく
●生カシューナッツ50g
●九条ネギ2本:青い部分は1-2cmの斜め切り、白い部分は0.5-1cmの小口切り
●にんにく 1片:薄いスライスに
●サラダ油 適量


日本酒でエビの臭みを取るREVdownsize
(日本酒でエビの臭みを取る)
2倍量で合わせ調味料の配合を安定させる
合わせ調味料は2倍量のレシピで使うのはこの半量です。さとうが溶けるまでよく混ぜます。
(少量づつの微妙な比率なので倍量にすることで安定したレシピになります)
合わせ調味料(2倍量)
●砂糖 大さじ2
●日本酒 大さじ2
●醤油 大さじ2/3
●水(お湯) 15ml
●塩 小さじ1強
●片栗粉 少々


味付けしていないカシューを使うREVdownsize
(味付けしていないカシューを使う)
一気に炒めて仕上げます
作り方

1. フライパンでカシューナッツをサラダ油少々で茶色に色づくまでよく炒めて取り出しておく
2. 続けてエビの裏表を焼く要領で白っぽく不透明になるまで中火で炒め、同じく一旦取り出す
3. 強火にしてにんにく、次いで九条ネギの白い部分を加えて炒める
4. 一旦炒めたカシューナッツを、次いでエビをフライパンに戻す
5. 強火のまま2倍量合わせ調味料の半量を加えてさっと混ぜてからめる。日本酒のアルコール分を飛ばすため“ちょっと煮詰める”感じまで火を入れる。
6. 最後に九条ネギの青い部分を加えてサっと合わせ炒め(炒め過ぎないこと)、皿に盛る


完成です熱いうちにいただきますREVdownsize
(完成です。熱いうちにいただきます)
熱いうちに召し上がれ
熱いうちに皿に盛っていただきましょう。ご飯にも合いますよ。


★参考の出典:上沼恵美子のおしゃべりクッキング「海老とクルミのピリ辛炒め」2016年7月20日(水)放送

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